『FFMPEG』は、『動画ファイル』や『音声ファイル』を操作できるソフトウェアとして有名です。
ただ、コマンドラインでの操作になってしまうので、慣れていないと、少し難しいと感じるのではないでしょうか。
備忘録も兼ねて、実際に使ってみたコマンドと、その操作に関するメモを、シェアしたいと思います。
『気を付ける事』ファイル名に空欄(スペース)はNG
ffmpegを使う事で気を付ける事は、扱うファイル名に『空欄(スペース)』を使ってはいけません。
ファイル名に空欄が使用されている場合は削除しましょう。
『ffprobe』ファイルの情報を見る
ffprobeはメディアファイルの情報を見る事が出来ます。
実際に試したのは『mp3』、『mp4』、『wma』のファイルです。
-hide_bannerは無くても大丈夫ですが、付けると余計な情報(バナー)を非表示に出来ます。
# ffprobe -i track1.wma -hide_banner #
『ニコライ・カプースチン』のCDを『wma』に変換したものを試してみました。きちんと表示されています。
Input #0, asf, from 'track1.wma': Metadata: WMFSDKVersion : 10.00.00.3650 WMFSDKNeeded : 0.0.0.0000 WM/WMADRCAverageReference: 7148 track : 1 WM/Track : 0 WM/MediaPrimaryClassID: {D1607DBC-E323-4BE2-86A1-48A42A28441E} WM/Provider : CDJournal Japan publisher : トリトーン WM/UniqueFileIdentifier: ; WM/ProviderStyle: CLASSIC MediaFoundationVersion: 2.112 album : Kapustin plays Kapstin Vol.2 WM/Year : 1987 genre : クラシック (一般) album_artist : Nikolai Kapustin composer : ニコライ・カプースチン DeviceConformanceTemplate: L1 WM/WMADRCPeakReference: 32384 IsVBR : 0 title : Preludes in Jazz Style, Op.53 No.01 in C major artist : Nikolai Kapustin Duration: 00:01:38.89, start: 0.000000, bitrate: 130 kb/s Stream #0:0(eng): Audio: wmav2 (a[1][0][0] / 0x0161), 44100 Hz, 2 channels, fltp, 128 kb/s
mp4をmp3に変換する
『mp4』を『mp3』に変換するには、下記のコマンドになります。オプションで変更する場合もあるので、一例です。
# ffmpeg -i "mp4のファイル名" -acodec libmp3lame -ab 256k "mp3のファイル名" #
libmp3lameは『LAME MP3 Encoder』の事です。
256kは『オーディオのビットレート』になります。
mp3をmp4に画像を付けて変換する
『mp3』を『mp4』に画像を付けて変換するには、下記のコマンドになります。オプションで変更する場合もあるので、一例です。
# ffmpeg -loop 1 -i "画像ファイル名" -i "mp3のファイル名" -c:v libx264 -c:a libmp3lame -strict unofficial -b:a 192k -shortest "mp4のファイル名" #
192kは『サンプリングレート』になります。
複数のmp3ファイルを結合
audio1.mp3とaudio2mp3のファイルを結合して、output.mp3の1つのファイルにします。
# ffmpeg -i "concat:audio1.mp3|audio2.mp3" -acodec copy output.mp3 #
もう一つファイルがある場合は、『|(パイプ)』で連結させて下さい。
wmaをmp3に変換する
Windows Media Audioの『wma』を『mp3』に変換するには下記のコマンドになります。
audio1.wmaをaudio1.mp3に変換します。
# ffmpeg -i audio1.wma -acodec libmp3lame audio1.mp #
まとめ
また、使えそうなコマンドがあれば、追記していきたいと思います。
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