【今週のドル円分析】
先週からの急落の流れと大きな指標で円高が継続すると思われましたが、レンジ相場でした。
新規失業保険申請件数が664.8万件と前回の結果(330万件)の倍となりましたが、ドルは売られることはありませんでした。また金曜日の雇用時計では非農業部門が-70.1万人(前回27.5万人)、失業率が4.4%(前回3.5%)と大幅に悪い結果でしたがほぼ無風でした。指標通りに動かなくなったことで予想することが難しかった週ではなかったでしょうか。
安値106.91円、高値108.74円、終値108.468円
【来週の為替予想】
ダウ平均と恐怖指数の動きが落ち着いているので、為替も落ち着いてきているように見えます。急変相場がずっと継続する訳ではないですから、通常相場に一旦戻った感はあります。
今週はエリオット波動の下降3波が終わったこと、106円台を割らなかったことで、底堅いように見えます。そして、チャートの形成が逆三尊になる可能性も含めて、106.9円付近で反発するのであれば、円安方向になると予想します。
ただ、108.7円のダブルトップとも取れるので、106.8円を抜けていけば、円高方向になると予想します。今週のレンジをどのようにアウトしていくかが重要になります。
また、米国で多くの都市がロックダウンになり米経済が落ち込むことが予想されます。一旦円安に向かったとしても急激な円高には注意したいです。
目線:上昇トレンド
高値:110.1円、安値:105.1円
ドル円 – 4時間足
黒枠のボックス(110.1から105.1円)での動きを予想しています。
来週は大きな指標は少ないので値幅は大きく見ていません。
今週のチャート(緑線)が逆三尊になるのか、ダブルトップになるかを見極めることが重要になってくると思います。
重要なラインとして、109.6, 108.3, 107.8, 106.8, 106.5, 105.7円付近を見ています。
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