Linux Mint を使っていると、アプリをインストールしただけで勝手に自動起動することがあります。
たとえば AnyDesk や Discord、Zoom などが、パソコンを起動したらすぐ立ち上がってしまうことがあります。
アプリの設定に「自動起動をオフにする」項目があれば簡単ですが、ない場合はどうすればいいのでしょうか?
今回は アプリ側に設定がない場合でも、自動起動を止める3つの方法 を紹介します。
方法1:自動起動アプリを確認する
まずは一番簡単な方法です。
- Mint メニューを開く
- 「設定」 → 「自動起動アプリ」 をクリック
- 一覧に目的のアプリ(AnyDesk など)があれば、チェックを外すか削除します
これで解決することも多いです。
方法2:autostart フォルダを確認する
「自動起動アプリ」に表示されなくても、実は autostart フォルダに隠れている場合があります。
- ターミナルを開きます
- 次のコマンドを入力します
ls ~/.config/autostart/
- 中に
anydesk.desktop
やdiscord.desktop
があれば、削除します
rm ~/.config/autostart/anydesk.desktop
これでログイン時に自動起動しなくなります。
方法3:systemd サービスを無効化する
それでも自動起動する場合は、アプリが systemd サービスとして登録されている可能性があります。
- サービス一覧を確認します(下記はanydeskのアプリの場合)
systemctl list-unit-files | grep anydesk
enabled
と表示されていれば、自動起動が有効です- 無効化するには次のコマンドを入力します
sudo systemctl disable anydesk.service --now
- もう一度確認します
systemctl list-unit-files | grep anydesk
anydesk.service disabled enabled
disabled
になっていればOKです。次回から自動で起動しません。
anydesk.service disabled enabled
上記の表示のいみは、サービス自体は disable(無効化)になったけど、ベンダープリセットが enabled という意味です。
つまり「通常は有効になる設定だが、手動で無効化したよ」という状態です。
✅ 次回再起動から AnyDesk は自動起動しません。
まとめ
- まずは「自動起動アプリ」をチェック
- なければ
~/.config/autostart/
フォルダを確認 - それでも止まらなければ
systemctl disable
で無効化
この3ステップで、ほとんどのアプリの自動起動を止めることができます。
補足
今回は AnyDesk を例にしましたが、Discord、Zoom、Dropbox など他のアプリでも同じ手順で使えます。
Mint を快適に使うために、自分に必要なアプリだけを起動するように設定してみてください。
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