【映画レビュー】世界一キライなあなたに

映画

Amazon Primeで 『世界一キライなあなたに』を見ました。

評価(4/5):★★★★☆

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見た目は恋愛ものなのですが、『尊厳死』をテーマにした映画です。かなり考えさせられました。若くして事故にあってしまい、顔と指しか動かせない状態になってしまったウィル。事故に遭う前は、アクティブに活動していたこともあり、事故後の境遇に悩んでしまい、尊厳死の道を選ぼうと決意している。その時に、主人公のルーがウィルの介護で仕事に来ることになり、二人の交流が始まるという話。

生きる事と命とは何なのかと考えさせられました。回復の見込みがない体、病気になりやすい体になってしまったら、これからどうして生きていけばいいのか。ウィルは事故に遭ってから、絶望の中にいたんだと思います。こんな人生を送り続けたくないという気持ちと周りの人たちの生きていて欲しいという願う気持ち。どちらが大切なのか、日本じゃ生きていれば、いつかは幸せになる時がくるという考えがありますが、当事者にとってみれば、それは険しい人生を歯を食いしばって生きていくことになる。その辛さというのは本人でしか解らないと思います。

私は、生きている事が地獄ならば、尊厳死は選択しても構わないと思う。ただ死んでしまうと、やり直すという事は出来ないので、安易には選択は出来ない。私もウィルのような状況になってしまったら、同じような選択が出来れば、選択してしまうと思う。

この映画を見終わった時には、悲しさ、寂しさという感情はなく、清々しい気持ちになりました。やはりそれぞれが苦しんでいた所があったのではないでしょうか。そこから解放されたことで、それぞれが新しい道を歩き始めることが出来た、幸せな方向に向かっていたような気がしました。

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