マイナンバーカードが普及して、徐々に便利になってきました。
マイナンバーカードを使うと、市役所に行かなくても、コンビニで住民票や戸籍謄本のコピーを取ることが出来たり(一部の地域では取得できない場合もあります)、郵送しなくても、インターネットを使って、自宅で確定申告をすることが出来ます。
そんなマイナンバーカードが、今後さらに便利になっていきます。
今回は、現在、予定されているマイナンバーカードに関しての追加機能等について紹介したいと思います。
2021年3月から健康保険証
2021年3月から順次、健康保険証として利用できるようになりました。
医療費の確認、薬剤情報や特定健診情報(ご自身が同意すれば)などが、マイナンバーカードに記録されるようになります。特に、薬剤情報や特定健診情報は、通院する病院が変わったとしても、移った先の病院で、確認すること出来るので、間違った情報が流れることがなく、スムーズに治療できるようになります。
また、今はくすり手帳(今までの使用した薬をメモしておく手帳)がありますが、マイナンバーカードに薬剤情報が記録されるようになれば、くすり手帳を管理する必要が無くなるので、うれしいですね。
病院で、マイナンバーカード読み取り機の導入が必要になり、2021年12月現在、残念ながらすべての病院で使えるようにはなっておりません。
詳細:政府広報オンライン マイナンバーカードが健康保険証に
2022年内にスマホと一体化
総務省は2022年内に、スマホにマイナンバーカード機能を搭載することを検討しています。
スマホ(一部の機種)にマイナンバーカードを読み取らせて申請することが出来ますが、スマホ自体にマイナンバーカードが搭載されれば、マイナンバーカードを読み取らせる必要が無くなります。
今あるスマホが使えないのか、また、マイナンバーカード機能を搭載できるスマホを購入しなければならないのかが気になるところです。
マイナビ:総務省、2022年度内にマイナンバーカード機能をAndroidスマホに搭載へ
2023年に小中の学校の成績
政府は、2023年以降に小学校、中学校の成績をマイナンバーに記録することを検討しています。
新しい担任が、これまでの学習記録が確認でき、子どもにとっても教育の継続性が得られ、そして成績の変化などを将来の教育に生かせるということです。
子供時代の成績が記録されることについての反対意見もあるそうです。確かにそうですね。成績よりかは、在籍していた学校を記録することはいいとは思います。履歴書の改ざん防止にも繋がりますし。
IT News : マイナンバーカードで学校の成績が分かる? 文科省に詳細を聞いた
2024年末に運転免許証と一体化
警察庁は、2024年度末にマイナンバーカードと運転免許証の一体化することを目指しています。
現在(2021年12月時点)は、引っ越して住所変更をした際に、マイナンバーカードと運年免許証と、それぞれ住所変更をしなければなりません。しかし、一体化すれば、マイナンバーカードだけ住所変更することで済みます。
運転する時は、マイナンバーか運転免許証のどちらかを携帯すればよくなるそうです。
毎日新聞:マイナカードを運転免許証代わりに 警察庁、道交法改正案を提出へ
未定な項目
デジタル革命のIdeaBoxに国家資格をマイナンバーカードに登録して欲しいという案が出ています。
これは非常に有益だと思っています。国家資格の免許証の多くは写真付きの物が多いですが、配布されると更新されることは無いものが多いです。マイナンバーカードは数年に一度更新されるものなので、写真も同時に更新されます。なので、国家資格の免許証として証明する時には、顔照合がしやすくなると思います。
なにより、国家資格なので、国が管理しているマイナンバーカードに登録して欲しいですよね。
まとめ
マイナンバーカードが交付されて、数年が経ちますが、すべての機能が、一気に移行できない理由として、セキュリティーの問題があると思います。
マイナンバーカードを、どのようにも便利にすることは出来ますが、ハッキングなどされて、情報が書き換えられたりすると、政府の責任問題になってしまいます。恐らく、そのような事情で、時間がかかっているのだと思います。ネット環境のセキュリティーはいたちごっこなので、セキュリティーを完璧にすることは不可能に近いです。ただ、政府がサービスを開始すれば、よほどの事が無い限り、セキュリティーの問題は無いと判断できるので、安心して利用できると思います。
私たちの責任としては、マイナンバーカードの保管だけは気を付けなければなりませんが、運転免許証やパスポートと同様だと思えば、特別、難しいことではないと思います。
マイナンバーカードを有益に使っていきたいですね。
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