【解りやすく説明】高齢者の運転免許証返納と更新について

将来の生活

高齢者の自動車事故が多発しています。高齢の方で、自動車の運転に不安になって、運転免許証の返納を検討されている方も多いのではないでしょうか。

ということで、高齢者の為の、運転免許証の返納と更新について解りやすく説明したいと思います。

運転免許証の返納について

高齢になれば運転免許証を返納しなければならない?

運転免許証を所有する年齢の上限はありません。運転免許証を更新しつづけられる限り、何歳になっても運転免許証を所有することが出来ます。その為、運転免許証の返納に関しても、何歳でも返納をすることが出来ます

返納すると身分証明書として使用できないので不安?

運転免許証を持ち続けている理由として、身分証明書として利用できるからではないでしょうか。運転免許証を返納すると、身分証明書が無くなってしまうので、返納は控えていると思われている方も多いのではないでしょうか。

大丈夫です

返納する際に、『運転経歴証明書』を申請すれば、身分証明書代わりに使えます。この運転経歴証明書には、有効期限の制限はありません。但し、発行手数料が1,100円必要です。
運転免許申請取消てから5年以内であれば、申請できます。
申請先は、総合交通センターや警察署になります。

返納する時の特典

各都道府県によって異なりますが、高齢の方が自動車免許を返納した際は、色々なサービスの割引などの特典を受けることが出来ます(原則として65歳以上)。東京都の自主返納サポートの特典では、タクシーの割引等受けられます。特典を受けるには運転経歴証明書の提示が基本ですが、一部の県では、別の証明書が必要になる場合もあるみたいです。各都道府県によって異なりますので、それぞれ確認をお願いいたします。

詳細:東京都の自主返納サポートの特典

自動車免許の更新について

更新する期間

先述したように、運転免許証の年齢の上限はありません。ただし、年齢によって、更新する期間が異なってきます。

年齢 運転免許証の更新期間
18歳~69歳 5年更新
70歳 4年更新
71歳以上 3年更新

高齢になれば、更新する期間が短くなります。その境は70歳になります。運転免許証の有効期限は運転免許証に記載されていますので、更新する年齢は解りますが、万が一、忘れることがあっても、更新の知らせが郵便で通知が来るので安心して下さい。

70歳以上の高齢者の更新には講習と検査が必要

運転免許証を更新出来るのであれば、何歳でも運転免許証を保有することが出来ます。但し、70歳以上は下記の講習と検査を更新前に受けておかなければなりません。

70歳から74歳の人 高齢者講習
75歳以上の人 高齢者講習、認知機能検査

高齢者講習は、交通ルールの講習と視力などの測定があります。

認知機能検査は、検査員の説明を受けながら、記憶力・判断力の判定を内容を検査用紙に受検者が記入して行います。認知機能検査は、事前に問題集を買って勉強してから受ける方が多いみたいです。いきなり受けると、緊張して通常の記憶力や判断力を発揮出来ないので、事前にどのような問題か確認しておいた方がいいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。どうしても運転しないと生活出来ないので、返納出来ないという方もいらっしゃると思いますが、交通事故等を起こして、周りの人に迷惑をかけては元もこうもありません。自動車は人の命を奪ってしまうような事故を起こします。安全運転が出来ない恐れがあるなら、勇気を持って返納してみてはどうでしょうか。

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