今回は、プログラム作成に役立つ、『OS』ライブラリについて紹介したいと思います。
『OS』ライブラリについて
『OS=オペレーティングシステムインタフェース』の略です。
つまり、パソコンのOSに関するライブラリです。
『OS』ライブラリは、標準で搭載されているライブラリなので、『pip』コマンドによる追加のインストールは必要ありません。
import os
ライブラリを使用する時は、上記のように記述が必要になります。
パソコン内のファイルを扱う際には、必須の重要なライブラリになります。
では、『OS』ライブラリで、役立つ関数を紹介していきます。
現在のフォルダの場所を知る
プログラムが動いているフォルダがどこにあるのかを知る関数は下記になります。
os.path.dirname(__file__)
例えば、実行プログラムの場所に、参照するファイルを置いて、そのファイルにアクセスしたい時に、使用したりします。参照するファイルにアクセスする為には、大体の場合、ファイルの絶対パスを宣言します。ただ、パスが長いと宣言するのが面倒なので、上記の関数でパスを取得することで楽になります。
ログインのユーザー名を知る
ログインしているユーザー名を知る関数は下記になります。
os.environ['USERNAME']
例えば、Windowsの場合、デスクトップの場所は、下記の通り、パスにユーザー名が含まれています。
C:\Users\ユーザー名\OneDrive\デスクトップ
デスクトップにファイルを作成するプログラムを作る場合、上記のように、os.environを使って、ログイン名を取得出来るようにしておけば、複数のユーザーで、同じプログラムが使えるようになります。
フォルダ内の全ファイル名を取得する
フォルダ内の全ファイル名を取得する関数は下記になります。
os.listdir(filefolder)) #filefolderにはフォルダの絶対パスを記入
例えば、フォルダ内のファイルに同じ処理をするプログラムを作成する時に使います。
ファイル名を変更する
ファイル名を変更する関数は下記になります。
os.rename(originalfile, changefile) #originalfile = 変更前のファイル名、changefile = 変更後のファイル名を入力
例えば、大量のファイルの整理をする時などに使用します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
『OS』のライブラリの詳細は下記になります。もっと奥まで知りたいという方は、是非、参考にしてみて下さい。(タイトルが”雑多な”という変な文言で始まっていますが、公式サイトです。恐らく自動翻訳のせいかなと思います)
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