皆さん、夏場になると日差しが強いですよね。夏場は海や屋外の行事に行くことがなり、日焼け止めを使い始められているのではないでしょうか。
今回は、日焼け止めに関して解説していきたいと思います。
紫外線について – 紫外線A波(UVA)、紫外線B波(UVB)
太陽光に含まれている紫外線により日焼けを引き起こすということをご存知な方が多いと思います。まず、紫外線について説明したいと思います。
紫外線は紫外線A波、紫外線B波に別れます。それぞれ波長の長さが違います。紫外線A波は315~400nm、紫外線B波は280~315nmの波長になります。波長の長さにより、肌への効果が変わってきます。紫外線Bは表皮に影響し、紫外線Aは表皮より奥に届きます。
紫外線Aを受けると肌の老化、皺を引き起こしますが、紫外線Bは日焼け、皮膚がんを引き起こす原因となります。
SPFとは? – 数値の意味は?
日焼け止めに記載されているSPFの意味をご存知ですよね?
SPFは『Sun Protection Factor』の略で、日本語では『日焼け止指数』にという意味です。紫外線B波をどれだけ防げるかを表した指標になります。
例えば、太陽の下に10分間照らされて日焼けする人であれば、SPF30の日焼け止めを使うことによって、紫外線の影響を10分間の30倍の時間の300分つまり5時間、日焼けを防ぐことが出来ます。
SPF100などの高いSPFについては、実際には日焼けの100倍の時間が防げることになりますが、実際には詳しいデータが出ていないみたいです。50を超えるものについては、50よりも効果があるかもしれませんが、極端な違いがないかもしれません。
また、SPFによって、どれだけの紫外線B波を肌に通さないか(不透過率)が違ってきます。
SPF | 紫外線B波の不透過率 |
SPF15 | 93% |
SPF30 | 95% |
SPF50 | 97% |
SPF100 | 99% |
SPF15の場合は、7%の紫外線B波が通過してしまうことになります。
PAとは? – もう一つのPAの意味は?
PAは紫外線A波をどれだけ防げるかを表す指標になります。これは日本で初めて使われた指標で、今では全世界で使用されています。
PA+、PA++、PA+++、PA++++という4ランキングあります。
+が多いほど、紫外線A波を防ぐことが出来ます。
まとめ
日焼け止めをしない為には、SPFは数値が高い、PAは+の数が多いものを選ぶといいことになりますが、一番重要なことは、日焼け止めを塗った後も、定期的に再度、塗りなおしをした方がいいということです。時に長時間、外でいる際は、塗りなおしましょう。
紫外線の量が一番多くなるのは7月から8月の夏場になります。過度の日焼けをすることにより、肌の老化や皮膚がんになってしまうこともあります。日焼け止めを使い、さらに帽子や長袖等で、日光が直接肌に当たらないように気を付けたいですね。
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