朝食には欠かせないヨーグルト。腸内改善や便秘解消としても人気ですよね。
そんなヨーグルトを家庭で作れるというのをご存知でしょうか?家庭でヨーグルトを作れば、お店で買わなくて済むので、お金の節約になり、ゴミの削減にも繋がります。
今回は、家庭でヨーグルトを作る方法をシェアします。
ヨーグルトの種類 -市販されているヨーグルトの種類
まず、ヨーグルトの種類の説明をします。
市販されているヨーグルトは、菌の違いで種類分けされています。
- カスピ海ヨーグルト
- 明治プロビオヨーグルトR1
- 森永ビヒダスプレーンヨーグルト
店頭で販売されている多くのヨーグルトは家庭で作ることが出来ます。上記のヨーグルトは家庭で作れます。
電気不要、ヨーグルトメーカー不要『カスピ海ヨーグルト』
家庭でヨーグルトを作るには、種菌となるヨーグルトを購入し、牛乳を加えて、ヨーグルト菌を培養させ作っていきます。つまり、ヨーグルトを作るというのは、ヨーグルトを増やしていくという事になります。
ヨーグルトを作ることで大切な事は、菌の培養に適した温度の環境にすることです。ヨーグルト菌の種類によって、それぞれ培養する温度が異なる為、温度が満たない場合は、ヨーグルトが出来ません。
適する温度で培養するため、ヨーグルトメーカーがあると理想です。ヨーグルトメーカーは温度を設定する機能がついており、様々な種類のヨーグルトを作る為に適する温度にすることができます。
しかし、ヨーグルトメーカーを持っていない方にとっては、購入することに、躊躇してしまう人もいると思います。買っても使い続けるか解りませんからね。
そこで、おススメしたいのは、ヨーグルトメーカーが無くても簡単に作れるヨーグルトがあるのです。それは『カスピ海ヨーグルト』です。
カスピ海ヨーグルトは室温がおよそ7度以上あれば作ることが出来ます。その為、冬でも作ることが出来、ヨーグルトメーカーが無くても作ることができるのです。但し、低温であればあるほど、作るのに時間がかかります。
準備するもの – すぐ手に入ります
準備するものは次の3点になります。
- 種菌
- 牛乳(無調整牛流)
- タッパー500ml
私は、種菌は「フジッコ」から粉末で販売されているを選びました。もちろん、店頭で販売されているカスピ海ヨーグルトでも種菌として使えます。
牛乳は無調整牛乳を選んで下さい。加工牛乳(加工乳)は脂肪分が少ないのでヨーグルト菌が増えません。ただ、脂肪分が多い加工乳だとヨーグルト菌が増える場合があります。牛乳パックに脂肪分の割合が記載されているのでチェックして下さい。
タッパーは蓋つきの物を用意して下さい。ダイソーに売っているもので十分です。空気に触れるのは好まれないので、きちんと蓋が出来る物を選んで下さい。
作り方 – 超簡単、誰でも出来ます!
私は10年以上、カスピ海ヨーグルトを自宅で作っています。本当に簡単です。
まず、タッパーは水でキレイに洗いましょう。熱湯で消毒とかをされる方もいらっしゃいますが、私は今まで熱湯で消毒したことがありません。普通に洗剤で洗っています。綺麗に乾かしてくださいね。もちろん、消毒されることが一番いいと思います。
種菌として粉末を使う場合:タッパーに粉末をいれて、牛乳をタッパーの3分の1ぐらい入れ、かき混ぜます。その後に牛乳を注ぎ足して、また軽く混ぜ、蓋をして下さい。
種菌として出来上がりのヨーグルトを使う場合:大さじスプーン2杯ぐらいをタッパーにいれ、牛乳をタッパーの3分の1ぐらい入れて、かき混ぜます。その後に牛乳を注ぎ足して、また軽く混ぜ、蓋をして下さい。牛乳を入れすぎると、蓋についてしまうので、適量にしましょう。
そして、数時間待ちます。タッパーを少し傾けても、形が崩れなくなったら完成です。冷蔵庫に入れましょう。夏場(25度)だと12時間ぐらい、冬場(7度)だと3日ぐらいかかります。
夏場で室温が30度ぐらいの場合は、12時間もかかりません。また、冬場の製造時間を短縮させたい場合、数時間放置しておくと、表面に菌の膜が浮き上がってくるのが見えます。1日に1回でも、容器を揺すって、表面に浮かんだ菌の膜に牛乳を被せてあげるといいです。また、タッパー容器にに布などを被せて寒さを防ぐようにするといいと思います。
増やし方。- 作り方と同じ
冷蔵庫に保存にして置き、初めて食べるタイミングで、表面部だけを大さじスプーン2杯すくい取り、別のタッパーに入れます。そこに牛乳を3分の1ぐらい加えて、スプーンでかき混ぜ、最後に牛乳を加えます。作り方と同じです。
保存方法 – 長期食べたない場合
しばらくヨーグルトは食べないとなった場合は、冷凍して保存してください。
冷凍後は、室温で解凍させ、タッパーの3分の1牛乳を加えた状態で、ヨーグルトが出来上がるまで待って下さい。この段階で固まらなければ、もう少し牛乳を加えて、スプーンでかき混ぜ、固まるまで待ちます。解凍後の物を種菌とする場合、通常よりもヨーグルトが出来上がるまで時間がかかります。
もし固まらない場合は、種菌は死んでしまっているので、新しい種菌を購入しましょう。
噂 – 菌が弱くなる??
ネットで、『数回作ったら、菌が弱くなる』ということを見ますが、私の経験上、菌が弱くなったということはありません。
10年間、同じ菌を使っているわけではありません。種菌を諦めた時は、引っ越しする際で、冷凍保存出来なかったからです。
それ以外は、ずっと同じ継ぎ足しでヨーグルトを作っています。菌が培養し続けていけば弱くなるという事は考えにくいです。菌が弱くなったというのは、培養する時間が短くて固まりきらない状態を続けてしまったのではないかと推測しています。
ただ、衛生上、定期的に新しい種菌にしていくという方法もいいかもしれません。
環境の負荷の軽減 – 節電、電気を使わない
お店でヨーグルトを購入すると、容器が付いてきます。容器はプラスチックゴミになります。家で作る場合は、材料となる牛乳パックがゴミになります。牛乳パックはお店の牛乳パック回収箱に持って行けば、リサイクルされ、家庭ごみが出来ません。プラスチック容器が無くなる為、プラスチックゴミの削減に貢献出来ます。
また、カスピ海ヨーグルトは、作る過程で電気を使用しません。その為、温室効果ガスの削減にも繋がります。
家計に関して言えば、家庭でヨーグルトを作った場合、お店でヨーグルトを購入するより安く済みます。
カスピ海ヨーグルトを家で作ると、環境への負荷も減り、家計も助かります。毎日、ヨーグルトを食べられている方は、是非、カスピ海ヨーグルトを家庭で作ってみてはいかがでしょうか。
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