【今週のドル円分析】
今週の主な指標結果
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
4/19(火) | 21:30 | 住宅着工件数 | 178.8万件 | 174.0万件 | 179.3万件 |
21:30 | 住宅着工件数[前月比] | +6.5% | -1.6% | +0.3% | |
21:30 | 建設許可件数 | 186.5万件 | 182.0万件 | 187.3万件 | |
21:30 | 建設許可件数[前月比] | -1.6% | -2.4% | -0.4% | |
4/20(水) | 23:00 | 中古住宅販売件数 | 593万件 | 577万件 | 577万件 |
23:00 | 中古住宅販売件数[前月比] | -8.6% | -4.1% | -2.7% | |
4/21(木) | 3:00 | 米地区連銀経済報告[ベージュブック] | ** | ** | ** |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 18.6万件 | 18.0万件 | 18.4万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 147.5万人 | 145.9万人 | 141.7万人 | |
4/22(金) | 鈴木財務大臣イエレン財務長官会談 | ** | ** | ** | |
2:00 | パウエル議長討論会参加 | ** | ** | ** | |
22:45 | 製造業PMI | 58.8 | 58.0 | 59.7 | |
22:45 | 非製造業PMI | 58.0 | 58.0 | 54.7 | |
22:45 | 総合PMI | 57.7 | 57.9 | 55.1 |
今週の振り返り
今週は一週間で300pips以上の上げになり、先週に引き続き、2002年5月(20年ぶり)に129.3円台を付けました。
4月18日(月)黒田総裁の衆院決算監視委に出席した時に、 「全体として経済の状況を考えると緩和継続が適当」と発言したことで、先週からの円安が押し目無く加速していきました。
4月19日(火)鈴木財務大臣の「急激な為替変動は望ましくない」と発言がありましたが、円安は止まらずに4月20日(水)に20年ぶりに129.3円を付けました。しかし、その後、調整になり、127.4円まで下落しました。そこから底堅さを見せ、128.6円まで上昇。
4月21日(木)にパウエル議長が5月に開催されるFOMCで50pbの利上げ検討とタカ派の発言しましたが、ドル円は下落し、織り込み済みという反応になりました。
4月22日(金)に鈴木財務大臣がイエレン財務長官と会談について、JNN系列(TBS系)が「日米の財務相会談で、協調介入についても議論」と報道した影響で127.7円まで下落しましたが、底値が堅く、その後全戻しになりました。
また、4月23日(土)にコロンビア大学で黒田総裁が講演し、「日銀は円安が進行しても積極的な緩和を続けなければなりません」の発言で129円を付けました。しかし、この発言が誤報で、円安に関しては発言していないとわかったことから、再び下落しましたが128.4円までとなり、依然底堅い状態になっています。
日足陽線が13日連続で終了しましたが、陰線は1本のみとなっています。。
【来週の為替予想】
来週の主な指標予想
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 |
---|---|---|---|---|
4/26(火) | 23:00 | 消費者信頼感指数 | 107.2 | 107.5 |
23:00 | 新築住宅販売件数 | 77.2万件 | 77.4万件 | |
23:00 | 新築住宅販売件数[前月比] | -2.0% | +0.3% | |
4/28(木) | ** | 日銀金融政策結果公表 | ** | ** |
15:30 | 黒田総裁会見 | ** | ** | |
21:30 | GDP[前期比年率] | +6.9% | +1.0% | |
21:30 | 個人消費[前期比] | +2.5% | +3.4% | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 18.4万件 | 18.0万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 141.7万人 | 140.0万人 | |
4/29(金) | ** | 日本:昭和の日 | ** | ** |
21:30 | 個人所得[前月比] | +0.5% | +0.4% | |
21:30 | 個人支出[前月比] | +0.2% | +0.6% | |
21:30 | 雇用コスト指数[前期比] | +1.0% | +1.1% | |
21:30 | PCEデフレーター[前年比] | +6.4% | +6.7% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前月比] | +0.4% | +0.3% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前年比] | +5.4% | +5.3% |
来週の為替予想
1.4月29日(金)日本祝日 昭和の日。⇒薄商い。
2.翌々週(5月2日~)の日本GWにFOMC、雇用統計。⇒来週終わりには手仕舞いの可能性。
3.米国長期10年長期金利2.9台⇒ドル買いの要因。
4.鈴木財務大臣とイエレン財務長官の会談で出た協調介入の可能性。⇒円高の可能性。
5.パウエルFRB議長「FOMCでの50bp利上げの検討」。⇒ドル買いの要因。
6.4月28日黒田総裁の発言機会。緩和継続の強い姿勢。⇒円安の加速の可能性。
7.130円射程圏内。⇒上昇の方向性。
ドルと円の利上げの方向性が逆になっているので、ドル高は継続されます。
鈴木財務大臣とイエレン財務長官との協調介入の可能性はあるにしても、金利差や日銀の緩和継続を考えると、わずかな下落にしか繋がらないのではないでしょうか。
翌々週にはFOMC、雇用統計を迎え、さらに日本はGWになるので、来週の金曜日には手仕舞いの相場(動かない相場)になるのではないでしょうか。
ドル円 チャート予想
黒枠のボックス(130.4円から127.4円)での動きを予想しています。
130円まで150pipsと迫っており、黒田総裁の会見もあることから木曜日には130円は付けてくるのではないでしょうか。
また、依然として、ポジション比率もショートの方が多いので、ショートのロスカットで上昇していくに見えます。
130円で収まるかという点に関して、週前半で130円を付けてくるのであれば、押し目無く上昇するパターンで132円はあるかもしれません。
ただ、大きく上げたとしても、翌々週にはFOMC、雇用統計があるので、金曜日には手仕舞いで下げの方向になるのではないでしょうか。
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前回・次回の為替予想
*上記MT4チャートはJFX株式会社のMT4を使用しています。
*指標カレンダーはGMOクリック証券、JFX株式会社を参照しています。
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