【今週のドル円分析】
今週の主な指標結果
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
4/26(火) | 23:00 | 消費者信頼感指数 | 107.2 | 108.2 | 107.3 |
23:00 | 新築住宅販売件数 | 83.5万件 | 76.8万件 | 76.3万件 | |
23:00 | 新築住宅販売件数[前月比] | -1.2% | -0.6% | -8.6% | |
4/28(木) | ** | 日銀金融政策結果公表 | ** | ** | ** |
15:30 | 黒田総裁会見 | ** | ** | ** | |
21:30 | GDP[前期比年率] | +6.9% | +1.0% | -1.4% | |
21:30 | 個人消費[前期比] | +2.5% | +3.5% | +2.7% | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 18.5万件 | 18.0万件 | 18.0万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 140.9万人 | 139.9万人 | 140.8万人 | |
4/29(金) | ** | 日本:昭和の日 | ** | ** | ** |
21:30 | 個人所得[前月比] | +0.7% | +0.4% | +0.5% | |
21:30 | 個人支出[前月比] | +0.6% | +0.6% | +1.1% | |
21:30 | 雇用コスト指数[前期比] | +1.0% | +1.1% | +1.4% | |
21:30 | PCEデフレーター[前年比] | +6.3% | +6.7% | +6.6% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前月比] | +0.3% | +0.3% | +0.3% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前年比] | +5.3% | +5.3% | +5.2% |
今週の振り返り
今年一番の変動幅で400pipsで、2002年4月(20年ぶり)に131.2円台を付けました。
4月28日(木)東京時間、日銀の政策発表「連続指値オペ」から勢いよく伸び、黒田総裁の会見での「緩和継続」の強調もあり、128円台から131円に押し目もつけずに伸びました。前日4月27日に127円を付けてから駆け上がってきたことを考慮すると、400pipsの上昇になります。
4月28日(木)NY時間、の米GDPの指標は結果-1.4%(前回+6.9%、予想+1.0%)と悪かったにも拘わらず、下げなかったことで、日米の金利差の明確化の上では影響が少なかったかもしれません。
4月29日(金)に129.3円台に下落しましたが、先週の高値でサポートされており、調整の下落と見られます。
鈴木財務大臣、黒田総裁の「為替の急激な変動はマイナス」という発言がありましたが、為替介入しないとの見方が多いようです。
8週連続陽線となっています。
【来週の為替予想】
来週の主な指標予想
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 |
---|---|---|---|---|
5/2(月) | 22:45 | 製造業PMI | 59.7 | 59.7 |
23:00 | ISM製造業景況指数 | 57.1 | 57.6 | |
5/3(火) | 憲法記念日 | ** | ** | |
23:00 | 製造業受注指数[前月比] | -0.5% | +1.2% | |
23:00 | JOLT労働調査[求人件数] | 11266千件 | 11200千件 | |
5/4(水) | みどりの日 | ** | ** | |
21:15 | ADP雇用統計 | +455千人 | +395千人 | |
21:30 | 貿易収支 | -892億USD | -1070億USD | |
22:45 | 非製造業PMI | 54.7 | 54.7 | |
22:45 | 総合PMI | 55.1 | 55.1 | |
23:00 | ISM非製造業景況指数[総合] | 58.3 | 58.5 | |
5/5(木) | こどもの日 | ** | ** | |
3:00 | FOMC政策金利[上限] | 0.50 | 1.00 | |
3:00 | FOMC政策金利[下限] | 0.25 | 0.75 | |
3:30 | パウエルFRB議長会見 | ** | ** | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 18.0万件 | 18.0万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 140.8万人 | 140.0万人 | |
5/6(金) | 21:30 | 非農業部門雇用者数 | +431千人 | +390千人 |
21:30 | 失業率 | 3.6% | 3.6% | |
21:30 | 製造業雇用者数 | +38千人 | +35千人 | |
21:30 | 平均時給[前月比] | +0.4% | +0.4% | |
21:30 | 平均時給[前年比] | +5.6% | +5.5% |
来週の為替予想
1.5月3日(火)~5日(木)日本祝日。⇒薄商いによる急激な変動、スプレッドの拡がり。
2.5月4日(水)ADP雇用統計、5月6日非農業部門雇用者数の予想が低い⇒ドル売りの可能性。
3.5月5日FOMC政策金利 ⇒ドル買いの要因。
6.米10年長期金利2.9%台。⇒ドル買いの要因。
7.日銀指値オペ継続。⇒日本低金利による日米金利差拡大。⇒ドル買いの要因。
8.週足では8週連続陽線。⇒陰線を付ける可能性高い。⇒ドル売りの可能性。
FOMCが0.5%と織り込み済みの反応であれば、ドル売りに動くかもしれませんが、日米の金利差を考えると短期的に下げるにしても、円を買う方向には向かないのではないでしょうか。
ADP雇用統計、非農業部門雇用者数の両方の予想が低いので、予想通りであれば、下落要因になるかもしれません。
また、8週連続陽線になっています。過去のデータを見ると2018年5月(8週連続陽線)、2014年8月(8週連続陽線)、2012年11月(10週連続陽線)とあり、8週連続陽線となるパターンが滅多にないので、来週は上昇するにしても陰線で終わる可能性も高いです。
ドル円 チャート予想
黒枠のボックス(133.3円から128.1円)での動きを予想しています。
FOMCの政策金利の前後のADP雇用統計、非農業部門雇用者数の予想が低いので、雇用関係の指標で落ち、FOMCで上がるような動きになるのではないでしょうか。
上記の重要な指標の期間は日本が祝日に当たることもあり、大きく動くと見ています。
ショートポジションが多いようなので、来週も今週の高値更新をしてくるのではないでしょうか。
先述したように8週連続陽線という希な状況が続いているので、週足は陰線で終わると見ています。
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前回・次回の為替予想
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*指標カレンダーはGMOクリック証券、JFX株式会社を参照しています。
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