【今週のドル円分析】
今週の主な指標結果
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
5/2(月) | 22:45 | 製造業PMI | 59.7 | 59.7 | 59.2 |
23:00 | ISM製造業景況指数 | 57.1 | 57.6 | 55.4 | |
5/3(火) | 憲法記念日 | ** | ** | ** | |
23:00 | 製造業受注指数[前月比] | +0.1% | +1.2% | +2.2% | |
23:00 | JOLT労働調査[求人件数] | 11344千件 | 11200千件 | 11549千件 | |
5/4(水) | みどりの日 | ** | ** | ** | |
21:15 | ADP雇用統計 | +479千人 | +383千人 | +247千人 | |
21:30 | 貿易収支 | -898億USD | -1071億USD | -1098億USD | |
22:45 | 非製造業PMI | 54.7 | 54.7 | 55.6 | |
22:45 | 総合PMI | 55.1 | 55.1 | 56.0 | |
23:00 | ISM非製造業景況指数[総合] | 58.3 | 58.5 | 57.1 | |
5/5(木) | こどもの日 | ** | ** | ** | |
3:00 | FOMC政策金利[上限] | 0.50 | 1.00 | 1.00 | |
3:00 | FOMC政策金利[下限] | 0.25 | 0.75 | 0.75 | |
3:30 | パウエルFRB議長会見 | ** | ** | ** | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 18.1万件 | 18.0万件 | 20.0万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 140.3万人 | 140.0万人 | 138.4万人 | |
5/6(金) | 21:30 | 非農業部門雇用者数 | +428千人 | +380千人 | +428千人 |
21:30 | 失業率 | 3.6% | 3.5% | 3.6% | |
21:30 | 製造業雇用者数 | +43千人 | +35千人 | +55千人 | |
21:30 | 平均時給[前月比] | +0.5% | +0.4% | +0.3% | |
21:30 | 平均時給[前年比] | +5.6% | +5.5% | +5.5% |
今週の振り返り
上昇続きで大きな下落調整があると見られましたが、130.8円を付けるなど、底堅い動きが続いています。
FOMC政策金利発表までの指標(ISM、ADP雇用統計、貿易収支など)は予想に対して低いものが多かったにもかかわらず、大きく下げることなく、レンジの動きとなりました。
FOMCでは金利は0.5bps上げとなりました。パウエル議長の”0.75bpsの利上げに消極的”との発言を受け、ドルが大きく売られ129円を割れましたが、再び130円を戻す動きとなりました。
0.75bpsには消極的と言えど、日米の金利差が大きく開く方向となるので、円を買う動きにはなりませんでした。
非農業部門雇用者数は予想よりも結果が良かったですが、大きく上げることもなく終わっています。
99週連続陽線となっています。
【来週の為替予想】
来週の主な指標予想
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 |
---|---|---|---|---|
5/11(水) | 21:30 | 消費者物価指数[前月比] | +1.2% | +0.2% |
21:30 | 消費者物価指数[前年比] | +8.5% | +8.1% | |
21:30 | 消費者物価指数[コア][前月比] | +0.3% | +0.4% | |
21:30 | 消費者物価指数[コア][前年比] | +6.5% | +6.0% | |
5/12(木) | 3:00 | 財政収支 | -1927億USD | +2600億USD |
21:30 | 生産者物価指数[前月比] | +1.4% | +0.5% | |
21:30 | 生産者物価指数[前年比] | +11.2% | +10.7% | |
21:30 | 生産者物価指数[コア][前月比] | +1.0% | +0.6% | |
21:30 | 生産者物価指数[コア][前年比] | +9.2% | +8.9% | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 20.0万件 | 19.0万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 138.4万人 | 136.0万人 | |
5/13(金) | 21:30 | 輸入物価指数[前月比] | +2.6% | +0.6% |
21:30 | 輸入物価指数[前年比] | +12.5% | +12.1% | |
23:00 | ミシガン大学消費者信頼感指数 | 65.2 | 64.0 |
来週の為替予想
1.米10年長期金利3.1%台。⇒ドル買いの要因。
2.非農業部門雇用者数の好結果にも関わらず上昇は限定的。⇒上値重い⇒ドル売りの可能性。
3.日本長期金利0.25% ⇒日銀の指値オペがあれば失望の円売り。
4.大きな指標なし。⇒レンジ。
5.米要人発言機会多数。⇒利上げ幅の言及があればドル買いの要因。
6.週足では9週連続陽線。⇒陰線を付ける可能性高い。⇒ドル売りの可能性。
来週は大きな指標がありませんが、現在、日本の長期金利が0.25%なので、0.25%を超えてくると指値オペがあるかもしれません。その為、円の失望売りに繋がり、ドル高に向かうかもしれません。
ただ、非農業部門雇用者数の結果がよかったのにもかかわらず、大きく上昇しなかったので、上値も重くなってきてるように見えます。
また、今週で9週連続陽線になっています。過去のデータ(2005年9月から)を見ると2013年10月に9週連続が1回とあり、10週連続陽線となるパターンがありません。次こそは、陰線で終わる可能性も高いのではないでしょうか。
日米の金利差の拡がりが進むので、ドル高円安の方向は確かですが、大きく上げるにしろ、来週は一旦は陰線で終わるのではないでしょうか。
ドル円 チャート予想
黒枠のボックス(132.5円から128.1円)での動きを予想しています。
大きな指標が無いので、大きくは動かないと見ています。その為、131.24円でダブルトップになって下落するかもしれません。
ただ、日銀の指値オペや米の長期金利上昇などで加速すれば、131.24円を超え、132円を付けてくるのではないでしょうか。
上昇するにせよ、週足が9週連続陽線という希な状況が続いているので、週足は陰線で終わるような下落があるのではないでしょうか。
上のチャートは4時間足で茶色(75)の移動平均線に支えられているので、来週もこの移動平均線に支えられるかも確認していきたいです。
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前回・次回の為替予想
*上記MT4チャートはJFX株式会社のMT4を使用しています。
*指標カレンダーはGMOクリック証券、JFX株式会社を参照しています。
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