【実経験】会社で働きながら自衛官 – 予備自衛官補、予備自衛官とは?

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こんにちは。

みなさん、一度は自衛隊に憧れたことございませんか?自然災害の時に救援にかけつけてくれる自衛隊の方々。人を助けるという大変な仕事をしてくれている自衛隊に感謝しかありませんよね。そして自分も自衛隊になって、人々の助けになりたいと思われている方も多いのではないのでしょうか。

しかし、そう思いながらも実際には自衛隊にはならずに、普通に会社に働くことを選択される方が多いと思います。そんな方にシェアしたい情報があります。

みなさん、予備自衛官というのをご存知ですか。

予備自衛官は普通に一般企業で仕事をしながら、召集時には自衛隊としても活動できるのです。

私は予備自衛官を10年ぐらいしています。予備自衛官について、知ってもらいたいと思い、私の体験談を元に説明したいと思います。

予備自衛官とは – 会社に働きながら自衛官をする – 

予備自衛官とは、自衛隊が予備要員として任用している非常勤の自衛官のこと及びその官名とされています。

簡単に説明すると、普段は会社に勤めてたり、学校で勉強したりする方たちが、緊急時(防衛や災害)に、予備自衛官として国内で活躍します。

予備自衛官の多くは、常備自衛官を退官し、予備自衛官として志願した人がほとんどです。常備自衛官とは、自衛隊に元から所属していた方たちです。

しかし、自衛隊に所属していなかった人は、まず予備自衛官補の訓練を終了して、予備自衛官になります。私の場合は、予備自衛官補から予備自衛官になりました。

すべての予備自衛官は、日常は自衛隊とは関係のない一般企業に勤めています。

予備自衛官補とは – 訓練を終えて予備自衛官になる

会社に勤めながら、また学校に通いながらでも自衛隊になります。会社の仕事が好き、学校の授業が好きな方には二足の草鞋を履くことが出来ます。

予備自衛官になるためには、予備自衛官補に応募して採用されなければなりません

採用されるには、筆記試験口述試験適性検査及び身体検査を受ける必要があります。試験は難しくありません。大学受験のような問題は出ません。また、普通に体力があれば大丈夫です。世の中に貢献したいと思われる意志がある方ならば採用されると思います。

そして、予備自衛官補に採用された後に予備自衛官になるためには、訓練を終了しなければなりません。予備自衛官補の募集は、一般と技能に別れております。それぞれの訓練日数は異なります。

一般 3年間に50日間の訓練を履修
技能 2年間に10日間の訓練を履修

学生の方は一般で応募される方が多いです。なぜなら夏休みなどが多く取れるからです。技能には資格を所有されている方が応募できます。会社勤めの方は、技能で入られている方がほとんどです。

会社勤めの方にとっては、この2年間に10日間の訓練履修が大きなハードルになります。最低でも1年に5日間休みを連続して取得しなければならないからです。これらの訓練は大型連休に設定されますが、会社を休みにくい方にとっては非常に厳しいかもしれません。

この訓練が終われば、晴れて予備自衛官になることが出来ます。

どうして予備自衛官になろうと思ったのか。

戦争は反対です。銃は嫌いです。そんな私がどうして予備自衛官になろうと思ったか。

日本では多くの自然災害が発生します。私は阪神大震災の時は関西にいました。信じられないくらいの揺れを感じました。幸いなことに私自身は被害には遭いませんでした。

その後、テレビで自衛隊の方々が、災害地に向かって救助活動をする姿を見ました。正直感心しました。それまでは、自衛隊という組織イコール戦争というイメージがあったからです。人々を助けるという自衛隊の姿を見て、自衛隊に関心を持ちました。そして人助けができないかと思ったことがありました。

ただ、私の周りに自衛隊の人が居なかったもので、自衛隊に入隊するということはありませんでした。

大学を卒業して、会社に就職をして10年ぐらい経ってから、転職をすることを考え始めました。昔は自衛隊に入ってみたいと思ったこともあったなと思いだし、自衛隊のホームページを見てみました。そうすると予備自衛隊のことが記載していました。会社に勤めながらでも、自衛隊として活動することができるということを知り、志願しました。

実際の活動 – 予備自衛官の訓練日程、日数、救援活動

予備自衛官の訓練は年に5日間があり、お住いの近くの駐屯地に訓練に行きます。会社勤めの方が心配されるのは、予備自衛官補の訓練のような5日間の連休の事を気にされると思います。予備自衛官の訓練の日程は土日を挟んだ5日間になります。また、この5日間を3日間と2日間に分割することも出来、その両期間に土日を挟めば、1日だけ、会社に休暇申請するだけでよくなります。会社の仕事に影響が出ないように考えられています。

また訓練期間は年に各駐屯地に5回ぐらい設けられています。隣の県の駐屯地にも参加できます。よって、より多くの日程があることことで、会社の仕事に影響が出ない日程を選ぶことができます。

私の場合は通信の技能で入っています。実際の予備自衛官の救援活動には召集はされていません。今までの実績で召集された方は、医師、看護婦、語学の資格のある予備自衛官だそうです。予備自衛官に関しては、よほどの惨事ではない限り、召集はされないようです。

まとめ

実際に入って、自衛隊というものを身近に感じるようになりました。自衛隊の人たちは怖いイメージがありますが、入ってみると面白い方が多くて、当然ですが、みなさん普通の方です。

年に5日間の訓練なので、会社に勤めていても休暇を取るには支障はないと思います。

もしやる気があれば、応募してみてはいかがでしょうか。

詳しい内容は自衛隊のホームページでご覧ください。

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