こんにちは。
今回は掛け算の順番についてお話したいと思います。
掛け算の順番ってあるのを知ったきっかけ
私のツイートのタイムラインに下記のツイートが流れてきました。
朝、息子のランドセルからぴらりと出てきたテスト。95点。納得がいかず悔しくて出せなかったらしい。
— なおぽん (@nao_p_on) November 28, 2021
【問】4人の子供に8枚ずつシールを配るには何枚シールが必要か。
【解】
☓4×8=32枚
○8×4=32枚
大丈夫、母さんも納得いかない。
おはようございます。
最高裁までいく。 pic.twitter.com/NoemLquPtV
最初は、お子さん思いのお母さんだなと思って眺めていたのですが、よ~~く読むと???と思うようなツイートでした。
【問】4人の子供に8枚ずつシールを配るには何枚シールが必要か。
【解】
なおぽんさんのツイートの引用
☓4×8=32枚
○8×4=32枚
は??って思いました。
どこが間違っているの?
4 x 8 = 32枚が間違いで、8 x 4 = 32枚が正しい? どっちも正しいんじゃない?
そしてこのツイートに寄せられている返信を除くと、小学校の数学としては正しいというものでした。
これが私が初めて知る掛け算にも順序があるということを知るきっかけになりました。
掛け算の順序
基本的に掛け算であれば、A x B = B x Aというのが成り立ち、順序はありません。
ただ、A個をB人に分け与えると合計何個になるかというような問いに対しては、A(個)x B(人)として式を書かないといけないそうです。
つまり、「1つ分の数」×「いくつ分」の順序で書かなければならないということです。
このように式を書かないと、日本の教育では上記のツイートのように減点されてしまいます。
個人的な意見
【質問】子どもが4にんいます。シールを1人に8まいずつくばるには、ぜんぶで何まいいりますか?
文章を前から読んで計算すると、4人に8枚だから 4 x 8 と頭の中で計算します。
この問題は、掛け算の順序を確かめようと、故意に人数を先に書いているように思えます。いわゆるひっかけですね。
ただ、このような問題が複数ある場合、わざわざ頭の中で、数字を逆にして計算するのは面倒で効率が悪い気がする。
理解をしやすくするために順序を守れということだけれど、この問題については、どちらでも構わないと思う。
この基本を定着させていなければ、将来の複雑な数学に影響するというという人もいるが、複雑な計算であれば、本人が理解できやすいように式を立てるでしょう。それは独自のものではなく、共通のものでしょう。
今回の何人に何枚ずつの掛け算に順序を求めるのはいかがなものか。それで差が付くのだろうか。そこまで考えるのであれば、単位を付けて式を書くようにして、理解度を求めてはどうだろうか。
私は理系の大学の出身者ですが、この掛け算の順番については、初めて知りました。
Wikipediaにも掛け算の順番について書かれていますが、実際の所、意見が分かれているようですね。
腑に落ちませんが、学校で教えられて、その通りにしないと減点になるのであれば、そのルールにのって式を書く必要があります。ただ、中学校以降では気にすることではないと思います。
コメント