【フィギュアスケート】2019年ロシア選手権 – 女子レビュー – アンナ・シェルバコワ選手逆転優勝

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女子結果 – アンナ・シェルバコワ選手優勝!!

順位 選手名 SP FS Total
1 アンナ・シェルバコワ 79.93 181.94 261.87
2 アリョーナ・コストルナヤ 89.86 169.97 261.87
3 アレクサンドラ・トゥルソワ 76.46 149.88 226.34
4 エリザベータ・トゥクタミシェワ 75.74 128.89 204.63

詳細はオフィシャルページをご覧ください。

レビュー – エフゲニア・メドベデワ棄権

まずは、平昌オリンピック銀メダリストのエフゲニア・メドベデワ選手はSPで5位に入りましたが、FSでは棄権しました。靴が不具合だったことが原因とのことです。SPでの演技が悪くなかったので、FSも期待されましたが、残念です。

また、日本でも人気の高いエリザベータ・トゥクタミシェワ選手は4位に入りました。ロシア選手は選手寿命が短いということが言われていますが、トゥクタミシェワ選手は年齢は23歳です。トゥクタミシェワ選手の活躍はそういう事実を覆す選手です。ただ、23歳という年齢は十分若いと思いますけどね。

そして今年デビューした3人の女子選手。グランプリファイナルではアリョーナ・コストルナヤ選手が優勝しましたが、今回はグランプリファイナルで2位だったアンナ・シェルバコワ選手が優勝しました。3位はグランプリファイナルで3位のアレクサンドラ・トゥルソワ選手です。

コストルナヤ選手がSPで銀河点を出しましたが、シェルバコワ選手はFSで銀河点を出して逆転優勝。両選手ともお互いを競っているようで、徐々に進化していっているように見えます。トゥルソワ選手は失敗が目立ちましたが、安定すれば、ダントツで優勝だったでしょうね。ちょっと残念です。

シニアデビュー3選手の今後を考えてみた – 来年、再来年も活躍?

この3選手の誕生日は下記の通りになっています(wikipediaより)。

  • アンナ・シェルバコワ 2004年3月28日(15歳)
  • アリョーナ・コストルナヤ 2003年8月24日(16歳)
  • アレクサンドラ・トゥルソワ  2004年6月23日(15歳)

ほぼ同じ年といっていいでしょうね。ただ、やはりコストルナヤ選手が年上という事もあってか、体型が大人びているように思えます。他の選手は非常に細いです。女子選手が年齢を重ねることによって、体型が変わっていきジャンプが飛べなくなるという事が言われています。多くのロシア選手が体型が変わる前にピークが来ていると言われてるので、選手生命が短いという流れになっているみたいです。

そう思うと、今回優勝したシェルバコワ選手、3位になったトゥルソワ選手は体型が非常に細いので、来年、再来年で成長していったら大丈夫か心配になってしまいます。特にシェルバコワ選手は若い選手なのですが、すごく演技がキレイなんですよね。子供のスケートというより、エレガントなスケートなのです。コストルナヤ選手の演技も素晴らしく、美しくて力強いのですが、シェルバコワ選手は美しくて軽やかなんです。こういうキレイな演技を来年、再来年も、オリンピックでも観たいと思ってしまいます。

2022年に北京オリンピックがあります。メドベデワ選手が平昌オリンピックでメダルを獲ったのは18歳です。このロシア選手が北京オリンピックを迎えるのは同じように17歳から18歳になるので、おそらく北京オリンピックまでは少なくとも活躍してくれると思います。ただ、また来年、再来年とシニアデビューする選手も出てきて、この3選手が、ザキトワ選手やメドベデワ選手のように終われる立場になった時に、またどうなるかはわかりません。トゥクタミシェワ選手のように23歳でも、誰かは残ってくれたら嬉しいですね。

2020年の世界選手権はおそらく、今回上位に入った3名が選ばれると思います。今度もグランプリファイナルのように、世界選手権も表彰台独占するかが見どころです。この3選手に唯一対抗できる紀平選手にも注目したいと思います。

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