【第51回PYTHON講座】Seabornを使ってドットチャートを作成

PYTHON

みなさん、こんにちは。
今回はSeabornを使ってドットチャートを作成する方法を紹介します

ドットチャートとは

ドットチャートとは、米国の政策金利の動きを示すチャートになります。下記は実際の米国のFRBのサイトからの抜粋したドットチャートです。

FOMCのドットチャート

ドットチャートは、横軸の要素に対する縦軸の要素が同じ場合、点を横に並べてプロットします。表計算ソフトでは、このようなグラフ作成は出来ない(私が知る限り)ので、今回は、PythonのSeabornというライブラリを使って、ドットチャートを作成する方法をシェアします。

下記が実際に作成したドットチャートです。但し、点が中心に並ばなく、完全に模倣出来るわけではないので、ご了承ください

必要なライブラリ

今回使用するライブラリは、pandasmatplotlibseabornになります。

pandasはデータの読み込む為に使用します。

matplotlib、seabornはグラフ作成に使用します。

インストールされてない方は、下記のコマンドを実行してインストールして下さい。

pip install pandas
pip install matplotlib
pip install seaborn

matplotlibはグラフ作成のライブラリですが、seabornを使うと、さらに複雑なグラフを作成することが出来ます。

使用するデータ

まずは、ドットチャートを作成する為のデータを作成しなければなりません。

下の表のようにYear(年)Rate(利率)に分けて、CSVファイルを作成して下さい。実際に使用したCSVファイルはこちらでダウンロードできます。

プログラムコード

import pandas as pd
import seaborn as sns
import matplotlib.pyplot as plt

file = "C:/Labo/dotchart.csv"

df = pd.read_csv(file)

sns.set_style("whitegrid", {'grid.linestyle': '--'})
sns.catplot(x='Year', y='Rate', data=df, kind='swarm')

plt.show()
1~3行目 ライブラリをインポート

seabornはsnsという名前でインポートします。SNSというので、ソーシャルネットワークサービスという感じがしますね。

5行目 データファイルの定義

データファイルの保存場所を定義します。

7行目 データファイルの読み込み

データを読み込みます。

9,10行目 グラフの設定
sns.set_style("whitegrid", {'grid.linestyle': '--'})
sns.catplot(x='Year', y='Rate', data=df, kind='swarm')

9行目はグラフのグリッドの設定になります。

10行目はグラフのデータ設定になります。kind=’swarm’というオプションを設けることで、点が均等に並びます

12行目 グラフの表示

グラフの表示になります。別ウインドウでグラフが開きます。

Jupyter Notebookを使っていると結果がすぐに下に表示されますので、Jupyter Notebookをおススメします(下のスクショはVSCodeのJupyter Notebookを使用したもの)。

まとめ

いかだったでしょうか。

ドットチャートというのは、FOMCの政策金利で有名ですが、人数集計の時に、男女、年齢別でのドットチャートというのもデータ分析でいいかもしれません。

いろいろと使い道があるので、是非試して下さいね。

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