【今週のドル円分析】
今週の主な指標結果
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
3/29(火) | 23:00 | 消費者信頼感指数 | 105.7 | 107.0 | 107.2 |
23:00 | JOLT労働調査[求人件数] | 11283千件 | 11000千件 | 11266千件 | |
3/30(水) | 20:00 | MBA住宅ローン申請指数[前週比] | -8.1% | -6.8% | |
21:15 | ADP雇用統計 | +486千人 | +450千人 | +455千人 | |
21:30 | GDP[前期比年率] | +7.0% | +7.0% | +6.9% | |
21:30 | 個人消費[前期比] | +3.1% | +3.1% | +2.5% | |
3/31(木) | 21:30 | 個人所得[前月比] | +0.1% | +0.5% | +0.5% |
21:30 | 個人支出[前月比] | +2.7% | +0.5% | +0.2% | |
21:30 | PCEデフレーター[前年比] | +6.0% | +6.4% | +6.4% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前月比] | +0.5% | +0.4% | +0.4% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前年比] | +5.2% | +5.5% | +5.4% | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 18.8万件 | 19.6万件 | 20.2万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 134.2万人 | 134.0万人 | 130.7万人 | |
4/1(金) | 21:30 | 非農業部門雇用者数 | +750千人 | +490千人 | +431千人 |
21:30 | 失業率 | 3.8% | 3.7% | 3.6% | |
21:30 | 製造業雇用者数 | +38千人 | +32千人 | +38千人 | |
21:30 | 平均時給[前月比] | +0.1% | +0.4% | +0.4% | |
21:30 | 平均時給[前年比] | +5.2% | +5.5% | +5.6% | |
22:45 | 製造業PMI | 58.5 | 58.5 | 58.8 | |
23:00 | ISM製造業景況指数 | 58.6 | 59.0 | 57.1 |
今週の振り返り
週明けの3月28日月曜日から円安が続き、2015年8月ぶりの高値125円台を付けました。
125円まで急上昇した理由として、日本の長期金利が上昇し、0.25%近くなり、金利上昇を抑えるために、日銀の指値オペが入ったため、円売りが進みました。クロス円も大きく上昇しました。
3月31日まで指値オペが続きましたが、さすがに急上昇しすぎたための調整が入り、125円を付けた後は、121円前半と4円近く値を戻す調整の動きになりました。
非農業部門雇用者数は前回より悪く、予想より低い結果でしたが、下げるには至りませんでした。
岸田総理と黒田総裁の会合がありましたが、円安に対応する内容が無かったとのことなので、底堅い動きになったように見えます。
意識される高値125円(黒田ライン)で一旦の天井をつけた動きになりました。
【来週の為替予想】
来週の主な指標予想
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 |
---|---|---|---|---|
4/4(月) | 23:00 | 耐久財受注[前月比] | -2.2% | -2.2% |
23:00 | 耐久財受注[除輸送用機器][前月比] | -0.6% | -0.6% | |
23:00 | 製造業受注指数[前月比] | +1.4% | -0.6% | |
4/5(火) | 21:30 | 貿易収支 | -897億USD | -885億USD |
22:45 | 非製造業PMI | 58.9 | 58.9 | |
22:45 | 総合PMI | 58.5 | 58.5 | |
23:00 | ISM非製造業景況指数[総合] | 56.5 | 58.4 | |
23:05 | ブレイナードFRB理事討論会参加 | ** | ** | |
4/7(木) | 3:00 | FOMC議事録公表[3月15-16日分] | ** | ** |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 20.2万件 | 20.0万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 130.7万人 | 130.2万人 |
来週の為替予想
1.日米の金利対策による金利差。⇒ドル買いの要因。
2.FOMC議事録公表。⇒利上げに関する内容ならドル買いの要因。
3.指標予想は良なものが多い。⇒ドル買いの要因。
4.4月5日ブレイナードFRB理事発言機会。⇒ハト派の発言があれば、ドル売りの可能性。
5.125円から4円近い下落。⇒黒田ライン(125円の市場の意識)。
⇒政府の為替介入の可能性。⇒125円付近を天井としたレンジの可能性。
米国では利上げの回数や利幅などの報道が続いています。一方、日本は円安容認スタンスと逆に進んでいます。その為、円を買う理由という理由が見つかりませんが、急激な円安による物価上昇懸念により、政府の為替介入もしくは、その可能性の報道があれば、一時的に急激な円高に向かうかもしれません。
ただし、日米の金利差は拡大してくことから、一旦は、125円付近を天井としたレンジで動くのではないでしょうか。
また、ウクライナ情勢について、停戦についての見通しはまだ立っていませんが、ロシア軍の原発からの撤退など、少しずつ、停戦、もしくは休戦に向かっているのではないでしょうか。現実的に停戦になると、リスクオンのドル買いに向かうのではないでしょうか。ただし、情報が右往左往しているので、振り回されないように気を付けたいところです。
ドル円 チャート予想
黒枠のボックス(124.2円から120.4円)での動きを予想しています。
ここ数週間は1日に100pips以上動くことがあるのですが、来週は大きな指標はないことから、125円までの上昇は無いと見ています。
市場がロングに傾いてきているので、ポジションが逆転すれば一旦は大きな下落が出てくるかもしれません。ただ、まだショートポジションが多いので、しばらくは高値のレンジと見ています。
そして、チャネルは出来ていないので、125.1円をレジスタンス、121.3円をサポートとした中での動きを見ていきたいですね。
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前回・次回の為替予想
*上記MT4チャートはJFX株式会社のMT4を使用しています。
*指標カレンダーはGMOクリック証券、JFX株式会社を参照しています。
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