【今週のドル円分析】
今週の主な指標結果
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
3/21(月) | 21:30 | シカゴ連銀全米活動指数 | +0.59 | +0.54 | +0.51 |
3/22(火) | 1:00 | パウエル議長講演 | ** | ** | ** |
3/23(水) | 21:00 | パウエル議長討論会参加 | ** | ** | ** |
23:00 | 新築住宅販売件数 | 78.8万件 | 81.0万件 | 77.2万件 | |
3/24(木) | 21:30 | 耐久財受注[前月比] | +1.6% | -0.6% | -2.2% |
21:30 | 耐久財受注[除輸送用機器][前月比] | +0.8% | +0.6% | -0.6% | |
21:30 | 経常収支 | -2199億USD | -2180億USD | -2179億USD | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 21.5万件 | 21.0万件 | 18.7万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 141.7万人 | 140.0万人 | 135.0万人 | |
22:45 | 製造業PMI | 57.3 | 56.6 | 58.5 | |
22:45 | 非製造業PMI | 56.5 | 56.0 | 58.9 | |
22:45 | 総合PMI | 55.9 | 54.7 | 58.5 | |
3/25(金) | 23:00 | 中古住宅販売成約[前月比] | -5.8% | +1.0% | -4.1% |
23:00 | 中古住宅販売成約[前年比] | -9.2% | -2.2% | -5.4% | |
23:00 | ミシガン大学消費者信頼感指数 | 59.7 | 59.7 | 59.4 |
今週の振り返り
122.4円を付け、6年ぶりに2015年12月の価格帯にまで戻りました。
米国の複数の要人発言がタカ派に偏っており、パウエル議長も25bpを上回る利上げの可能性を発言するなどでドル買いに傾きました。
また国内の用実発言として、24日に片岡日銀委員の「円安はプラス、スタグフレーションの可能性低」との発言内容、25日に黒田総裁の「円の信頼は失われていない」との発言、2人の円安容認発言から、さらに円が売られこととなりました。
米国側のドル高要因、国内の円安要因が重なり、ドル円は339pipsの変動となりました。
金曜東京時間の黒田総裁発言前に、121.19円まで落ちたのが唯一の押し目だったかもしれません。
【来週の為替予想】
来週の主な指標予想
日付 | 時刻 | 指標 | 前回 | 予想 |
---|---|---|---|---|
3/29(火) | 23:00 | 消費者信頼感指数 | 110.5 | 107.0 |
23:00 | JOLT労働調査[求人件数] | 11263千件 | 11000千件 | |
3/30(水) | 21:15 | ADP雇用統計 | +475千人 | +450千人 |
21:30 | GDP[前期比年率] | +7.0% | +7.0% | |
21:30 | 個人消費[前期比] | +3.1% | +3.1% | |
3/31(木) | 21:30 | 個人所得[前月比] | 0.0% | +0.5% |
21:30 | 個人支出[前月比] | +2.1% | +0.5% | |
21:30 | PCEデフレーター[前年比] | +6.1% | +6.4% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前月比] | +0.5% | +0.4% | |
21:30 | PCEコア・デフレーター[前年比] | +5.2% | +5.5% | |
21:30 | 新規失業保険申請件数 | 18.7万件 | 20.0万件 | |
21:30 | 失業保険継続受給者数 | 135.0万人 | 135.0万人 | |
4/1(金) | 21:30 | 非農業部門雇用者数 | +678千人 | +490千人 |
21:30 | 失業率 | 3.8% | 3.7% | |
21:30 | 製造業雇用者数 | +36千人 | +30千人 | |
21:30 | 平均時給[前月比] | 0.0% | +0.4% | |
21:30 | 平均時給[前年比] | +5.1% | +5.5% | |
22:45 | 製造業PMI | 58.5 | 58.5 | |
23:00 | ISM製造業景況指数 | 58.6 | 59.0 |
来週の為替予想
1.月末のロンドンフィックス。⇒ドル買いの要因。
2.ADP雇用統計、非農業部門雇用者数ともに予想が低い。⇒ドル売りの要因。
3.米国要人タカ派発言、国内円安容認発言。⇒ドル買いの要因。
4.3月31日の年度末を境にトレンド転換することが多い。⇒トレンド転換要素無い。
⇒調整の下落(短期間の下落)の可能性。
5.以前、ショートポジションが多い。⇒損切りを考えるとドル円上昇の方向。
米国と日本では利上げについては逆方向なので、ドル円では金利差が大きくなり、余計にドルが強い形となってしまいます。
ウクライナ情勢では停戦の見通しは立っていませんが、リスクオフの円買いにはなっていません。また、今後、停戦に傾いてくると、リスクオンのドル買いに向き、円買いの要因が無いように見えます。
年度末のトレンド転換の傾向、雇用統計予想が低いことで、来週は大きな下げもあると思われますが、やはり上目線になってしまうのではないでしょうか。
ドル円 チャート予想
黒枠のボックス(125.7円から120.4円)での動きを予想しています。
年度末、雇用統計、ここ2週間のドル高円安の動きから大きな値幅を取っています。125.7円は、2015年6月の高値を見ています。
先々週から、予想以上の動きになっており、125円も射程距離内に思えます。いずれにしても、政策金利の利上げが続き、国内の円安容認の対策が続く方向なので、125円は付けるように見えます。
ただ、ずっと上がるだけではなく、調整の下げもあるので、ADP雇用統計、非農業部門雇用者数の指標結果が予想通り低くなった場合の反応がどうでるかにも気を付けたいです。
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前回・次回の為替予想
*上記MT4チャートはJFX株式会社のMT4を使用しています。
*指標カレンダーはGMOクリック証券、JFX株式会社を参照しています。
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