【小説レビュー】孤島の鬼【江戸川乱歩】

小説

江戸川乱歩の『孤島の鬼』を読みました。

評価(5/5):★★★★★

選んだ理由:ミステリーを読みたかったので。

感想

久しぶりにミステリー小説を読みました。かつ江戸川乱歩の小説を読むのが初めてだったので新鮮でした。これが江戸川乱歩の小説かーという印象ですね。さすがに面白かったです。少し怖い感じもしましたが、摩訶不思議なところがあって、ワクワクしながら物語に没頭していました。

また、原文のままでしたが、読みにくいわけではなく、古さも全く感じられませんでした。江戸川乱歩の世界観、ミステリーを楽しめる1冊です。

ここからが少しネタバレを含んでいます。

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2つの殺人トリックがありましたが、子供を使った殺人はさすがに驚かされました。壺が購入された話が出ましたが、一体、何に繋がっているのかは解りませんでした。子供が隠れるというトリックとして使ったなんて、正直驚かされました。また、深山木幸吉が海辺で殺されたトリックも驚かされました。ミステリーの魅力はトリックで読者を楽しませることですが、江戸川乱歩のトリックはさすがですね。

犯人の丈五郎は、読んでいて怖いなあと思いました。船を沈没させるシーンは、ケダモノだなと。本当に鬼という表現にふさわしいです。

1930年に出版されたものなので、およそ90年前に書かれたものになります。先述しましたが、原文のままでしたが、多少読みにくい文字もあったという程度で、読みにくいと思いませんでした。90年前というのが信じられないぐらいです。

また、90年前というにも関わらず、同性との恋愛を取り入れているのが新鮮でした。今は、LGBTについて、浸透していますが、そんな昔に、同性の恋愛の話を入れるという発想があった江戸川乱歩に驚きです。

江戸川乱歩の作品は古いイメージで、読むのを避けていましたが、今読んでも、色褪せせず面白いです。トリックも奇抜ですが、話の内容も面白かったです。江戸川乱歩の作品は沢山あるので、読み進めていきたいと思います。

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