【小説レビュー】夢をかなえるゾウ【水野敬也】

小説

水野敬也の『夢をかなえるゾウ』を読みました。

評価(4/5):★★★★☆

選んだ理由:AMAZONでの評価が高ったので。

感想

非常に読みやすかったのが第一の感想です。そして内容が笑える内容が多かったので面白かったです。もちろん、ふざけている部分はありましたが、内容的には考えさせられるところが多かったです。

物語の設定は、ぱっとないサラリーマンの下を、インドの神様のゾウの”ガネーシャ”が訪れて、人生を成功に導こうとする話です。ガネーシャが、主人公に、表面的には人生を成功に導くとは思えないような、毎回課題を与えていきます。平凡な生活から抜け出したい人と思われる方が読まれるといいのかもしれません。

主人公とガネーシャのやり取りが、漫才のようなやり取りなので、ついつい笑ってしまうところもあるので、気楽に読書するのにも向いています。

これ以上は、ネタバレになるので、注意して下さい。

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インドの神様のゾウ”ガネーシャ”が、人生を変えたい、成功したいと思っているサラリーマンの主人公に、日々課題を与え、成功へと導く話です。

主人公がインドに旅行した時に買ったゾウのお土産が、ゾウの神様のガネーシャを呼び起こします。一人暮らしのサラリーマンのマンションに、ゾウの神様が現れて、そのゾウが関西弁を喋るのです。インドのお土産なので、小説ということを考慮しても、関西弁を喋るという事自体、無茶苦茶なので、そこが笑えますね。

与えられる課題は、人生を変えれると思えないようなものです。主人公は、課題対して、人生をかえるような内容でもないと納得せずに課題を実行しますが、毎日実行していくことで、その課題から学んでいくこと、課題が大切であるという事を気づいていきます。

この本の中には、沢山の課題があります。ほとんどの課題については、偉人の成功例を挙げて書かれています。その為、説得力があります。この人たちも、こういう性格だったから、こういうことをしていたから成功したんだなと納得させられます。

その中で、自分にとって新たに感じさせられるものが複数ありました。

その中の一つで、身近にいる一番大事な人を喜ばせるということ。身近にいる人、一番大事な人、家族であったり、親友であったり。当たり前ですが、一番大事な人に対しての愛情に慣れてしまって、ぞんざいに扱っているようなところが自分にはあります。なるほど、そうだなと思いました。だから、自分は成功できないんだなって^^;。

その他、いろいろな課題が出てくるのですが、いろいろと気づかされる点が多かったです。

今を変えたいと思われている人にはおススメな本だと思います。

小説
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