【今週のドル円分析】
指標 | 前回 | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|
製造業PMI | 61.5 | 61.5 | 62.1 |
ISM製造業景況指数 | 60.7 | 61.0 | 61.2 |
MBA住宅ローン申請指数[前週比] | -4.2% | — | -4.0% |
ADP雇用統計 | +654千人 | +650千人 | +978千人 |
新規失業保険申請件数 | 40.5万件 | 38.7万件 | 38.5万件 |
総合PMI | 68.1 | — | 68.7 |
ISM非製造業景況指数[総合] | 62.7 | 63.2 | 64.0 |
非農業部門雇用者数 | +278千人 | +675千人 | +559千人 |
失業率 | 6.1% | 5.9% | 5.8% |
参照:GMOクリック証券
先週の高値110.19円を超え、110.32円を付けました。
ADP雇用統計が大幅に上昇(前回654千⇒978千)し、その後の指標PMI、ISMもよかったことから、110.32円まで上昇しました。しかし、非農業部門雇用者数は結果が前回よりよかったものの、予想よりも低く(予想+675千⇒結果+559千)、長期金利も下落で、109.3円まで下落しました。
ADPの結果がよく、金曜の雇用統計の予想もよかったので、金曜は大幅に上昇すると見られましたが、指標前に徐々に下落していったので、すでに下落の流れがあったかもしれません。
テクニカル的には4時間足、日足の上昇チャネルの上で叩かれた形となります。
【来週の為替予想】
1.今週の非農業部門雇用者数(前回+278千人⇒結果+559千人)、失業率(前回6.1%⇒結果5.8%)で大幅に下落したが、数値としては前回よりも大きく改善している、⇒経済回復⇒ドル買い要因。
2.指標は貿易収支、消費者物価指数、新規失業保険申請件数、ミシガン大学消費者信頼感指数⇒予想は良いものが多い⇒ドル買い要因。
指標 | 前回 | 予想 |
---|---|---|
貿易収支 | -744億USD | -683億USD |
ISM製造業景況指数 | 60.7 | 61.0 |
MBA住宅ローン申請指数[前週比] | -4.0% | — |
消費者物価指数[前月比] | +0.8% | +0.4% |
消費者物価指数[前年比] | +4.2% | +4.7% |
新規失業保険申請件数 | 38.5万件 | 37.0万件 |
ミシガン大学消費者信頼感指数 | 82.9 | 84.0 |
参照:GMOクリック証券
5月は消費者物価指数で大幅に上げた事から、今回は注目したい。
3.長期金利低下、テーパリング議論後退。⇒ドル売り要因。
4.4時間足、日足では、上昇チャネルの上限に当たって落ちた形⇒下限に向けて動く。⇒下降トレンド。
雇用統計、失業率とも悪くない結果での下げ、下値は堅いものの、テクニカル的に見て、来週は下降のターン、またはレンジになると見ています。再来週がFOMCなので、来週は様子見になるのではないでしょうか。値動きのレンジは先週と同じです。
ドル円 – 日足
黒枠のボックス(110.9円から108.5円)での動きを予想しています。
水色の上昇チャネルの上限に当たって下がっているので、来週は下限に向かうと見ています。109.9円を超えてくれば111円台、109.35円を割れば108円台で収まるのではないでしょうか。但し、大きく動くのは再来週のFOMCあたりと見ています。
重要なラインとして、110.2、109.9, 109.35, 109.2, 108.9、108.6円付近を見ています。
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