【FX初心者に読んでほしい】資金管理の大切さ、通貨ペアの選択 – 退場しない為に

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K1ウェルター級世界チャンピオン久保優太選手が株の信用取引で2億円を溶かし、4000万円の借金を抱える」ことになったというツイートが流れてきました。

久保優太選手はK1選手でも有名ですが、投資家としても有名ですので、FXをしている私ももちろん知っています。二足の草鞋を履いて、それも両方とも成功している人ということで注目していました。そんな久保選手が借金を抱えることになったというツイートを見て、非常に投資の怖さを実感しました。

私も先日の雇用時計の急落などでドル円の含み損を抱えることになっており、他人ごとではないなと。そこで、改めて資金管理について考えてみたいと思います。

高レバレッジで投資しない

今回の久保選手はハイレバレッジで取引をしていたという事です(久保選手の場合、FX投資ではないそうです)。

FXはハイレバレッジをかけて投資することで有名です。例えば、資金が100万円に対して、20倍のレバレッジをかければ、2000万で投資することが可能です。よって利益が出れば20倍になりますので、短期間で利益を生み出すことが出来ます。

ここで怖いのが、利益も出れば、その逆もあり、損失になる可能性もあるのです。

100万円を20倍のレバレッジで運用した時に、1ドル100円の時に、10円変動すれば、200万円の差額が出ます。1ドルが110円になった時は、200万円の利益ですが、1ドルが90円になった時は200万円の損失で、資金が無くなってしまう事になります。国内のFX業者は強制ロスカットというシステムがあり、資金がマイナスになる前に強制決済されることになるので、借金になることはありませんが、強制ロスカットされれば資金のほとんどを失うことになります。

つまり、20倍という高レバレッジで資金運用すると、簡単に資金が飛ぶという可能性が高くなるので気を付けなければなりません。

通貨の変動率が高いものは避けるべき

為替は通貨ペアの変動率が様々です。

例えば、”ポンドは殺人通貨”と呼ばれています。なぜそのように呼ばれているかというと、変動率が高いのです。短期で5円の変動もあったりします。ドル円だと考えられないですよね。

巨額の利益を得たい人に取っては、最適な通貨なのですが、それと同時に損失になりやすいのです。この変動率が高い通貨でハイレバレッジにすると、短期間で巨額の利益を得ることも出来ますが、同時に短期間で巨額の損失になることもあります。多くの投資家はポンドのペア通貨で退場していると言われます。まだ、FXを始めた人であれば、手を出さない方がいいと思います。

資金のすべてを投資につぎ込むのは危険

皆さんもご存知の通り、FX業者には強制ロスカットというシステムがあります。

ハイレバレッジであればあるほど、FXの口座に無くしてもいい金額を投入する方がいいと思います。口座に巨額な損失にも耐えるほどの無理な金額を入れてしまうと、強制ロスカットにあった場合、多くの資金を無くしてしまう可能性もあるからです。無くしてしまっていい金額で運用する限りは、万が一、資金を溶かしてしまっても、傷は浅く済みます。

ローレバレッジの場合も、強制ロスカットの可能性が低いですが、可能性はありますので、やはり口座には無理な金額を入れない方がいいと思います。

まとめ – 相場は読めないから余裕を持って取引を

現在、逆イールド米中貿易摩擦WeWork問題など景気を悪化させる不安要素が多く出てきています。その為、いつリーマンショックのような経済恐慌に陥るかわからない状態です。相場は政治状況によって急変しますので、経験のある投資家も確実に相場を読むことは出来ません。

どんな経験を持った人でも大損失を出してしまう可能性があるということは、初心者投資家であれば、なおさら、無理のない投資をするべきです。投資をすることで、資金を増やすのが目的なのに、資金を溶かしてしまうような投資をすると、元も子もありません。なんのために投資をしているのかということになります。

常にリスクを回避できるように、取引することが、投資で勝ち続け、生き残るための手段になります。

久保選手のように経験のある投資家でも、ほんの緩みで、やってはいけない取引をしてしまい、2億円を溶かし、4000万の借金を背負うということになります。このようなことは、油断をすれば、私たちにも起こりえますので、気を付けて、心の緩みがないように取引していきましょう。

久保選手がいつかこの失敗を糧に、さらなる大きな投資家に復活してくれることを願っています。

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