外資系企業で働いている方は転職回数が多いという事を耳にされたことがあると思います。
実はその通りで転職、人の入れ替わりが多いです。
3つの外資系企業(現在は日本企業)で働いていましたので、私が思う理由を何点か挙げたいと思います。。
時差による残業の日常化
本社が欧州にあるとすると、欧州時間に合わせる必要があります。
日本時間9時に出社して、欧州時間の昼過ぎから会議に参加しなければならない場合は日本時間の21時まで残る必要があります。
大抵の場合は日本に合せて、向こうの出社後、日本では17時ぐらいから始めてくれる場合が多いですが、それでも打ち合わせ後にまとめをしたりすることで、帰りが遅くなるというのは日常茶飯事です。
このような残業時間が多く、アフターファイブも無いので続かないのでしょう。
クビ
仕事のパフォーマンスが求められるので、成果を出せないとなると遠回し的にクビになってしまうというのを目の当たりにしたことは何度かあります。
クビになるというのはある程度の役職の方なので、マネージャーなどにならなければ大丈夫だと思います。
自分が勤めようとしている日本支社のトップの入れ替わりを見てみれば分かると思います。
リクルーター
リクルーターを通して外資系に働くことになったという方が多いのではないでしょうか。
リクルーターは人材を会社に紹介することが仕事です。
私を担当したリクルーターは、転職が決まって1年後に別の会社を紹介するようなことをしてきました。
外資系のリクルーターは外国の方が多く、日本の感覚ではないのかもしれません。
そういうリクルーターが転職を日常的に進めて来るので転職が多くなってしまうかもしれません。
会社への不安
人の入れ替わりが激しいということで、仕事の引継ぎなどはきちんとできないまま進んでいくということになり、大丈夫かな?と不安に思うことも多々出てきます。
また、クビなどが行われていれば、自分が昇進していったとしても、このままこの会社で働き続けられるのであろうかと不安になってしまいます。
そういう感情が積み重なり、少しでもマシな所に移ろうと思い転職するという方向になるのではないでしょうか。
最後に
外資系に努めてしまうと、転職慣れに陥ってしまう場合があります。
少なくとも3年ぐらいは働き続けた方がいいと思います。
また、求人があるということは転職する人が多いと思った方がいいので、覚悟して就職する方がいいかもしれません。
口コミなども参考にして、長く働ける会社を選ぶようにしましょう。
そして、本当にいいと思った会社であるならば、辞めずにずっと働き続けましょうね。