「WordPressが自動更新されない」「最新バージョンと表示されるのに更新できない」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、XSERVERでWordPressの自動更新が止まってしまった実例をもとに、原因と解決方法を初心者にもわかりやすく紹介します。
■ 状況:WordPressが6.2.2から更新されない
2025年10月19日、XSERVERで運用しているWordPressサイトを確認したところ、バージョンが 6.2.2 のまま、自動更新が止まっていました。
同じサーバー上のテストサイトではすでに 6.8.3 にアップデートされていたため、
「なぜこのサイトだけ更新されていないのか?」と違和感を覚えました。
■ 管理画面に現れたエラーメッセージ
WordPressの更新ページを開くと、次のような警告が表示されていました。
Warning: Attempt to read property "current" on false in /wp-admin/update-core.php on line **
このエラーは、PHPを更新したあとから出るようになったもので、Webサイトの表示には影響がなかったため、しばらく放置していました。
■ 原因:プラグインが自動更新を妨げていた
ダッシュボードの更新のページでは「最新バージョンの WordPress をお使いです。」と表示されているのに、実際には古いまま更新できない──これは典型的なプラグイン干渉の症状でした。
XSERVERの公式サポートによると、一部のプラグインがWordPressの更新処理をブロックしてしまうことがあるとのこと。
■ 対処法:プラグインを一括で無効化
以下の手順で対応したところ、無事に解決しました。
手順
- WordPress管理画面で「プラグイン → インストール済みプラグイン」を開く
- すべてのプラグインを「一括操作 → 無効化」
- 更新ページ(/wp-admin/update-core.php)を再読み込み
- 「WordPress 6.8への再インストール」ボタンが表示される
- 更新を実行 → 成功!
結果、WordPress 6.8.3 に正常にアップデートできました。
その後、プラグインを再度有効化しても問題なく動作しています。
■ 放置すると危険?定期的なアップデートが大切
WordPressやPHPは、常に最新の安定バージョンを保つことが重要です。
古いまま放置すると、次のようなリスクがあります。
- セキュリティ脆弱性の悪用
- プラグインやテーマとの非互換
- サイトの表示崩れ・動作不良
長期間アップデートを止めてしまうと、
次に更新した際に大きなトラブルが起きる可能性もあります。
■ 今後のおすすめメンテナンス方法
- ✅ 月に1回は「ダッシュボード → 更新」を確認
- ✅ 使っていないプラグインは削除
- ✅ PHPのバージョンもXSERVERの管理パネルから最新へ
- ✅ 定期的にバックアップを取ってから更新する
WordPressの更新手順に慣れておくと、
いざというときにも安心して対処できます。
まとめ:自動更新されないときは「プラグインの干渉」を疑おう
- WordPressが自動更新されない場合、まずプラグインを無効化して確認する
- XSERVERでは特に update-core.php エラーが出やすい
- 安定バージョンへの更新を習慣化しよう
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