みなさん、こんにちは。
今回はSeabornを使ってドットチャートを作成する方法を紹介します
ドットチャートとは
ドットチャートとは、米国の政策金利の動きを示すチャートになります。下記は実際の米国のFRBのサイトからの抜粋したドットチャートです。
ドットチャートは、横軸の要素に対する縦軸の要素が同じ場合、点を横に並べてプロットします。表計算ソフトでは、このようなグラフ作成は出来ない(私が知る限り)ので、今回は、PythonのSeabornというライブラリを使って、ドットチャートを作成する方法をシェアします。
下記が実際に作成したドットチャートです。但し、点が中心に並ばなく、完全に模倣出来るわけではないので、ご了承ください。
必要なライブラリ
今回使用するライブラリは、pandas、matplotlib、seabornになります。
pandasはデータの読み込む為に使用します。
matplotlib、seabornはグラフ作成に使用します。
インストールされてない方は、下記のコマンドを実行してインストールして下さい。
pip install pandas
pip install matplotlib
pip install seaborn
matplotlibはグラフ作成のライブラリですが、seabornを使うと、さらに複雑なグラフを作成することが出来ます。
使用するデータ
まずは、ドットチャートを作成する為のデータを作成しなければなりません。
下の表のようにYear(年)、Rate(利率)に分けて、CSVファイルを作成して下さい。実際に使用したCSVファイルはこちらでダウンロードできます。
プログラムコード
import pandas as pd
import seaborn as sns
import matplotlib.pyplot as plt
file = "C:/Labo/dotchart.csv"
df = pd.read_csv(file)
sns.set_style("whitegrid", {'grid.linestyle': '--'})
sns.catplot(x='Year', y='Rate', data=df, kind='swarm')
plt.show()
1~3行目 ライブラリをインポート
seabornはsnsという名前でインポートします。SNSというので、ソーシャルネットワークサービスという感じがしますね。
5行目 データファイルの定義
データファイルの保存場所を定義します。
7行目 データファイルの読み込み
データを読み込みます。
9,10行目 グラフの設定
sns.set_style("whitegrid", {'grid.linestyle': '--'})
sns.catplot(x='Year', y='Rate', data=df, kind='swarm')
9行目はグラフのグリッドの設定になります。
10行目はグラフのデータ設定になります。kind=’swarm’というオプションを設けることで、点が均等に並びます。
12行目 グラフの表示
グラフの表示になります。別ウインドウでグラフが開きます。
Jupyter Notebookを使っていると結果がすぐに下に表示されますので、Jupyter Notebookをおススメします(下のスクショはVSCodeのJupyter Notebookを使用したもの)。
まとめ
いかだったでしょうか。
ドットチャートというのは、FOMCの政策金利で有名ですが、人数集計の時に、男女、年齢別でのドットチャートというのもデータ分析でいいかもしれません。
いろいろと使い道があるので、是非試して下さいね。
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