こんにちは。
今回は一フィギュアスケートファンとして、北京オリンピックでのワリエワ選手のドーピング問題についてコメントしたいと思います。
検体から複数の薬物が検出
検体から複数の薬物が検出されたとのこと。
3種類の内、1つはドーピング違反のもの。祖父の薬を誤飲してしまったというもの。その他、2種類の薬物というのは、ドーピング違反にならないそうだけど、心臓疾患の治療に使用されるものらしい。
ドーピング違反のものは、祖父のワイングラスに入った薬を誤飲とかいう情報ですが、『そうですか』と納得出来るものではないのが、正直な感想です。
その他の薬物に関しても、フィギュアスケートをするうえで、心臓疾患の治療に使う薬物を摂取しなければならないというのが疑問です。
競技人生の終わりになるのか
ここ数日の報道で、ワリエワ選手の競技生命が終わってしまうように見えました。このオリンピックが最後になるんじゃないかということ。
ドーピング違反の処分として、五輪後の大会にはしばらく出れない状態になってしまうでしょう。
故意じゃないという主張も、それを許してしまえば、その他の選手も故意ではなくドーピングをしてもいいという風になってしまう流れになってしまう。なので、故意ではないという主張は通らないと思います。
何らかの処分が下り、それは複数年の大会出場停止ということでしょう。
女子フィギュアの選手生命は短いと言われています。特に、女子が4回転ジャンプが出来るのはシニアに上がりたての頃と言われている。なので、4年後には、ワリエワ選手が4回転を飛べない可能性が高い。ワリエワ選手の4回転を見れるのはここ2、3年ということになります。数年後に大会に出場できるようになったとしても、ザキトワ選手のように、新鋭に押され、競争に勝てなくなっている可能性が高く、もし、出場停止の処分が下ってしまえば、競技人生が終わってしまうかもしれないです。
最高のタイミングになぜ
ワリエワ選手にとって、この北京オリンピックの年は、身体能力として最高の年のはずです。
同じチームメイトのシェルバコワ選手、トゥルソワ選手も2年前は4回転の失敗は少なく、無敵の状態でしたが、今は4回転で苦戦をしています。
そういう意味で、ワリエワ選手が15歳という年齢でオリンピックに出場できたのは運が良かった。
これだけ恵まれた年だったのに、ドーピング問題が起きてしまった。天国から地獄に突き落とされた気分ではないだろうか。
しかし、なぜ、オリンピックというスポーツ界で一番重要な大会でのドーピング判明ということになったのだろうか。以前から疑惑というのがあったのではないかと勘繰ってしまいます。
ロシアスポーツ界の信用の失墜
報道によると、2021年12月のロシア国内の大会時の検査結果が2022年2月7日に出て、そこでドーピング違反が判明したとのこと。
検査結果が1月中に出ているのであれば、こんなに大事にならなかっただろう。
これがロシアスポーツ界のドーピング違反の疑惑を再燃させることになったのは間違いない。
このドーピングの件は、決してワリエワ選手だけの問題ではなく、他の選手もドーピングをしている疑いを持たせてしまうことが最大の問題。
ロシア女子のフィギュアスケーターは、他の国の選手が追随出来ない程のレベルに達しています。フィギュアスケートの教育が整っているということで、強化されてきたと言われていますが、今回のドーピングで、選手の身体能力がドーピングによるものなのかと疑念を持ってしまう人も少なからいるのではないでしょうか。
コーチからの説明が必要
今は15歳のワリエワ選手が攻撃の的になっています。
ただ、コーチ側も全くの説明責任がないのだろうか。16歳以下という保護者要とするならば、コーチ側の説明が必要だと思います。今はオリンピック中なので、説明がされないだけだと思いたい。
誤飲で飲んだというのは通用しないスポーツ界
誤飲でドーピング違反に相当する薬を摂取したというのは通用しない。
つまり、これが通用するなら、他の選手もドーピングをする言い訳を作ってしまうから。
厳しすぎるかもしれないけれど、これが公平に競技出来る為のルール。
個人的な意見
ただ、本当に誤飲という真実であって欲しい。
もし、このドーピングが組織ぐるみだとしたら、ロシアスポーツ界の信用が失墜してしまい、ROCとしても今後のオリンピックの出場できなくなってしまう可能性が高くなる。ただ、そうすることによってロシア国内のドーピングが根絶出来れば、厳しい処分だが、将来のロシアスポーツ界にとって、正しい道筋になることであろう。
先述しましたが、誤飲であって欲しい。
あの素晴らしい演技がドーピングのものではないと信じたい。そして他の選手も。
そして、ドーピングをしていたというなら、真実を語って欲しい。そうであるならば、ワリエワ選手だけの問題ではない。
現在も調査中とのことで、真実はオリンピック後。
この記事は2022年2月17日午前10時に書いています。今日の夜に女子FPが行われます。
一番楽しみにしていた北京オリンピックフィギュアスケートがこんな形になってしまうのが残念で溜まりません。
また、後日、記事をアップしたいと思います。
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