【アイデア発電】トルコ、車の風で風力発電

環境問題

風力発電と言えば、高い鉄塔に3つの羽がついたものを想像しますが、今回紹介するのは円柱型の風力発電です。

ENLIL(Youtube:DeveciTechチャンネルより)

これは、トルコの会社 DeveciTechが製造した風力発電機『ENLIL』という風車です。

1時間に1kWhの発電が可能で、およそ2世帯家族の電気の使用をカバーできます。

ENLILは、写真の通り、道路に設置することで、行き交う車から発生する風を受けて発電します。その為、自然の風が無い時でも、道路に車が走っていれば、常に一定の発電を見込める利点があります。

車が二酸化炭素を排出する一方、車により電力が生まれるので、総合的には、二酸化炭素の排出量の低減に繋がります。車がより走る所に設置すれば、それだけ電力を得られることになります。

ENLILの上部には、太陽光発電用のソーラーパネルが設置されています。複合発電機になります。また、二酸化炭素の濃度計、地震感知計、IOTが付いています。環境デバイスとでもいってもいいかもしれません。

毎日一定数の車が行き交う道路のデータがあれば、発電量の予測が出来るので、設置に適するかどうかの判断が容易になります。

そして、通常の風車であれば山などの自然のある地域に設置されることが多いですが、ENLILは道路なので森林破壊には繋がりません。また、非常に簡単に設置できるところもまた魅力的ですね。

トップ画像、動画はYoutubeのDeveciTechのチャンネルからです。

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