2019年12月25日レジ袋有料化検討小委員会が開催され、買い物袋の有料化についてのガイドラインが発表されました。
発表された事を簡単にまとめてみました。詳しく確認されたい方は環境省のホームページをご確認下さい。
レジ袋の有料化の開始日 – 2020年7月1日
2020年7月1日から開始される予定です(2019年12月26日現在)。
以前、一度延期されたことがありますので、レジ袋の有料化への大きな反発が無ければ、延期は無いと思います。東京オリンピック(2020年7月23日開催)前を目指して、各国にも周知やアピールする目的もあるのだと思われます。
有料化に該当するレジ袋とは – ロゴの表記
すべてのレジ袋が有料化されるわけではありません。
有料化されるレジ袋
石油資源由来の厚さ50ミクロン以下のプラスチック製のもの。紙製のものは該当しません。
該当しないレジ袋
- バイオプラスチックの配合率が25%以上のもの
- 海洋生分解性のもの
- 厚さ50ミクロン以上のもの
有料化されるもの、されないものを見分ける為に、バイオプラスチック製、海洋生分解性のものであることをレジ袋に表記しなければなりません。海洋生分解性のロゴはまだ定義されていないのか、見つかりませんでした。
袋の厚さは50ミクロン以上の物となっています。厚さが50ミクロン以上であれば、繰り返し使えるものと判断され、有料化には至りません。各地方で指定されているゴミ袋の厚さは丈夫な物が多いですが、大体は30から40ミクロンだと思われます。厚さ50ミクロンになると相当丈夫なものになります。厚さも有料化に該当するかを判別する為に、ゴミ袋に表記しなければなりません。
レジ袋の値段 – 最低でも1円以上
レジ袋の値段は1円以上となっています。
レジ袋を辞退することで、金額の値引き、ポイント還元は有料化したことにならないとなっています。ということで、レジ袋を客に提供する場合は、レジ袋の値段を表記することが必要になってきます。つまり、レジ袋も販売する商品の一部という事になります。
罰則化 – 有料化をしないと罰則がある
レジ袋の有料化の取り組みが不十分であると認めらた場合、50万円以下の罰金になる場合があります。
この罰金は、事業者側のレジ袋の有料化取り組みの報告書によって、判断されます。結局の所、レジ袋は有料化することによって、罰則には当たらなくなると思われます。
まとめ
レジ袋を有料化するということは、販売側にとっても利点が多いです。今まで無料提供してきたとしても、そこには費用が発生したわけですが、今回の有料化によって、レジ袋の対価を回収することが出来ます。
買い手側にとっては、レジ袋を過剰に受け取ったら、ゴミになってしまいます。ゴミ袋に使うからと言っても、過剰にあれば、レジ袋自体がゴミになってしまいます。有料化で、レジ袋が少なくなることでゴミを減らすことが出来ます。
一番重要な事は、レジ袋は有料化をすることによって環境負荷の低減を図るという意識を持つことです。売り手側、買い手側、それぞれが過剰なレジ袋が、環境負荷に繋がっている事を理解していくことによって、その他の無駄なレジ袋以外のプラスチックの削減や、使い捨て文化が無くなればと思います。
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