2021年4月22日、日本環境設計(以下JEPLAN)から「BRING BOTTLEコンソーシアム」の設立が発表されました。
日本環境設計:ペットボトルの国内完全循環を目指した企業間連携コンソーシアム RING BOTTLEコンソーシアム設立のお知らせ
因みに(ちなみに)、コンソーシアムは、日本語で『共同事業体』を意味します。
国内のペットボトルの継続的な水平リサイクル(ペットボトルからペットボトルのリサイクル)を目指します。
BRING BOTTLEコンソーシアムは、JEPLANの他に、イオン株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、株式会社ファミリーマートの4社が共同で設立しています。
嬉しいことにイオン、セブン、ファミリーマートは業界的には競合になる関係なのですが、ペットボトルのリサイクルで協力するということになります。
特に、イオンとセブンは以前からペットボトルの回収で、精力的に活動してきた会社なので、この2つの会社がペットボトルの水平リサイクルについて協力関係になるというのは、非常に期待できます。
ペットボトルの水平リサイクルを確立するには、効率よくペットボトルの回収する必要があります。
自治体のペットボトルの資源ごみの回収は週に1度ですが、スーパーやコンビニの小売店ではペットボトルの回収ボックスがあるので、いつでも資源ごみを出すことが出来、便利です。その為、消費者側としては、飲み終わったペットボトルを小売店に出す方が利便性がいいので、ペットボトルの回収率が増えるのではないでしょうか。
また、小売店が協力しあう関係になれば、より一層、ペットボトルのリサイクル費用も削減され、水平リサイクルのコストが化石燃料からペットボトルを製造するコストを下回る日が来るかもしれません。
上記以外の他の小売店も、ペットボトルの水平リサイクルに加わってくれればうれしいですね。
今後の展開に期待していきましょう。
参考リンク
日本環境設計:ペットボトルの国内完全循環を目指した企業間連携コンソーシアム RING BOTTLEコンソーシアム設立のお知らせ
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