サントリー、大阪市、マツダは、ペットボトルの完全リサイクルに取り込むとの発表がありました。→サントリー、朝日新聞。
飲料を販売している会社のペットボトルのリサイクルの取り組みが盛んになってきました。
サントリーと大阪市は、市のコミュニティーを利用し、質の高いペットボトルを回収するとのこと。そこで回収されたペットボトルを、再びペットボトルとして再生するとのこと。
質の高いペットボトルとは、洗浄されたもの、キャップやラベルをはずしたもの。汚れたものであれば、リサイクルできなかったり、ボトルの洗浄などを要し、再生費用がかかります。
先日も、日本コカ・コーラとセブン&アイホールディングが同様のプロジェクトを発表しました。日本コカ・コーラとセブン&アイホールディングの場合は、セブン&アイホールディング系列の店頭で回収されたペットボトルを再生します。この場合、質の低い(汚れた、洗浄していない)ものが多数出ると思います。それらは洗浄過程を経て、再生されるわけですが、将来的には、回収されたペットボトルから再びペットボトルを作り直すという工場は、企業間を超えて統一されると思います。または、ペットボトルを再生し、原料化する工場が統一されるかもしれません。
またサントリーは、2030年までには、発売する飲料のペットボトルは100%植物由来の原料に切り替えるとのこと。植物由来のものを使うことにより、その素材となる植物が成長する過程で吸収する二酸化炭素を考慮すれば、二酸化炭素の排出の削減にも繋がります。
各国、各企業から具体的な対策が次々と出てきています。私たち消費者側は、ペットボトルの洗浄やゴミの分別、使い捨てのプラスチック製品を出来るだけ使わないように気を付けていかなければなりません。
コメント
こんにちは
【みんなでつなげるペットボトル循環プロジェクト】大阪市、サントリー、マツダ
2019.6.13
の記事に誤りがあります。
>>今回の場合は、回収されたペットボトルをサントリーが大阪市から買い取りします。大阪市としても、お金になるので、質のよいペットボトルをサントリーに引き渡ししていかなければなりません。
大阪市のペットボトルをサントリーが買い取るのではなく、サントリーと地域団体が有償売買契約を結ぶが正です。同じような意味に見えますが、地域住民が排出量に応じてインセンティブももらう図式になるため、綺麗なペットボトルをリサイクルに回す動機付けになる点が重要です。
詳しくは大阪市とサントリーが結んだ協定書をご覧ください。
>>ペットボトルが道端に転がっていたとしても、拾って回収してくれる人が出てくると思います。
こういった環境啓発活動による意識向上の結果、上記のような人が出てくるかもしれない点には同意します。
しかし、対象住民が大阪市民全員ではないために直接的な動機付けにはなっていない点にご注意ください。またこの事業の対象になるペットボトルはサントリーと地域住民が決めた場所、決めた時間に残置されているペットボトルに限られます。仮に対象地域ではない誰かが道端のペットボトルを拾い自宅で捨てた場合には従来通りの処理が実施される点にご留意ください。
この事業を取り上げているブログ、サイト等は未だ少なく世間の認知が低いのが実情です。
貴サイトを通じて本件を知る人が増えることを期待しています。