世界で大人気の英国バンド『Coldplay』が環境問題を考慮にコンサートツアーを行わないということを発表しました。バンドは11月22日発売ニューアルバム『Everyday Life』のコンサートをヨルダンの2日間だけ行うこととしています。
Coldplayのファンとしてはコンサートに来てくれないという残念なニュースでもあるかもしれませんが、リスペクトに値する行動なので、よりファンになった人も多いのではないかと思います。CDが売れない時代で、コンサートをして収入を得るというということで、コンサートはミュージシャンにとっては重要な収入源です。それを環境悪化を懸念して行わないという行動はすごく勇気のいる決断だと思います。
下の表はコンサートを実施することで二酸化炭素がどれぐらい排出されるかの割合を示した表です。コンサート会場と観客の移動が6割を占めます。コンサートを減らすことで一機にこれらを削減することが出来るという事になります。BBCの記事によると、英国でライブコンサートによる二酸化炭素排出量は1年間で 405,000トンとのことです。

参照元:BBC記事-Green touring network
Coldplayのようなインフルエンサーが環境活動をすることで、他のミュージシャンも続いて行ってくれればうれしいですね。バンドリーダーのクリスマーティンが希望しているカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量が実質ゼロになる状態)でのコンサートの実現が早く来て、それが多くのミュージシャンに影響していけばいいですね。
AFP:コールドプレイ、環境懸念からツアーの中止発表

BBC News : Coldplay to pause touring until concerts are ‘environmentally beneficial’

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