仏『CARBIOS』:数時間でペットボトルを分解する酵素を開発

環境問題

SOMAG : 数時間でペットボトルを分解する酵素を開発
https://www.somagnews.com/scientists-made-mutant-enzymes-can-break-plastic-bottles-hours/

ペットボトルリサイクルにまた新しい光が見えてきました。

記事による会社はフランスの『CARBIOS』という名前の会社で、プラスチックを生分解し再生する『Biorecycling』や生分解するプラスチックプロセス『Biodegradation』を研究をしている会社です。

ペットボトルを数時間で分解できる酵素を用いる事で、ペットボトルを化学物質に分解し、その化学物質で新しいペットボトルを作ることが出来ます。つまり、今あるペットボトルを原料として永遠に使い続ける事ができる技術ということになります。ペットボトルのリサイクルの多くは、品質が落ちる為、ペットボトル以外の物にリサイクルされる為、完全にリサイクルされるというのは新たにペットボトルの為の石油が不要になる為、温室効果ガスや海洋汚染の軽減に繋がります。

引用 : CARBIOS https://carbios.fr/en/technology/biorecycling/

そして、この酵素で分解されて作られるプラスチックの製造費は石油から作られるプラスチックの4%というのが驚きです。

また、CARBIOSのホームページによれば、ペットボトル以外のプラスチックでも、別の酵素を使って同じように分解し、元の原料(ポリマー)に戻すことが出来るらしいです。

プラスチックゴミの課題は元の原料に戻すことが難しい、処理費用がかかるということでしたが、CARBIOSの酵素はこれら2つの課題をクリアしている夢のような技術になります。5年以内に商業化を目指しているらしく、日本のサントリーがCARBIOSとパートナーシップを取っているので、日本ではサントリーでこの技術が見えるかもしれませんね。

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