北九州市がバイオマス製ゴミ袋を導入することを発表しました。街の美化活動などのボランティア用ゴミ袋から導入し、2020年度から、家庭用の指定ゴミ袋にも採用していくとのことです。
バイオマスというのは動植物から作られた、再利用可能な有機性の資源を意味します。
従来のプラスチック製のゴミ袋は、石油資源から作られているため、再び石油資源に戻らない限り、ゴミとして残ってしまいます。焼却をされたとしても、二酸化炭素が増えてしまいます。
しかし一方、バイオマス製のゴミ袋は、動植物から作られるので、燃やして二酸化炭素が発生しても、自然の動植物が成長に吸収した二酸化炭素を考慮に入れると、プラスマイナスゼロになり、自然循環の中に納まります。
残念ながら、調べた限りでは、100%バイオマス製のゴミ袋は無いようです。ゴミ袋を作る際にバイオマス資源と、従来の石油資源とを混ぜるそうです。バイオマス製ゴミ袋を採用している京都市の場合は、バイオマス資源の含有量が10%です。
バイオマス製のレジ袋の切り替えの目的としては、石油資源の使用の割合を減らし、全体的な石油資源の消費を削減するということなのでしょうか。
石油資源の枯渇問題もあり、このようなアクションを少しでもしていくことで、今後の環境問題の対策に繋がっていくことになると思います。
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