【アフリカ】8000万キロメートル 緑の大壁 『Great Green Wall』

環境問題

アフリカで進んでいる『Great Green Wall:緑の大壁』のプロジェクトをご存じでしょうか。

Great Green Wall – Growing a Healthy Wonder - Great Green Wall

アフリカ大陸におよそ8000万キロメートルの緑の植林をするプロジェクトです。そして、植林をするだけでなく、枯れ果てた土地を豊かにし、地元の雇用を生み、経済を発展させるなど様々な利益を生み出そうとしています。

主となる目的の温室効果ガスの削減については、2030年までに2億5000万トンの二酸化炭素を吸収することを目的としています。

気候変動対策として、一番の問題点は、利益がすぐに出るものではない点です。、気候変動対策をしなければ、人間が住める惑星ではなくなってしまうという点で、気候変動対策は全世界の人々にとって利益ですが、一般的に植林するという行動は、財政的に利益を得るわけではありません。その為、気候変動対策が後回しにされ、対策費用は支援によってしまうことになります。

このプロジェクトはアフリカの20の国、国際的な団体によって支援されていますが、植林をすることによって、枯れた土地が豊かになり、植物を植える環境が出来、そして雇用が生まれることになります。緑化することで、地元があらゆる面で豊かになる、目に見える利益を得ることが出来ます。

特にアフリカの飢餓問題が無くなれば一番うれしいですね。そして、枯れ果ててしまった土地が、生き返り、アフリカという大きな大陸が地球環境に優しくとなっていくというのは、地球温暖化を軽減させる大きなファクターになっていくかもしれません。

将来、この緑の大壁が出来れば、世界有数の観光地になるかもしれません。多くの旅行者が訪れるようになり、沢山のホテルや飛行場ができて、地球環境を悪化させる要素が懸念されますが、おそらく、そのような施設などは、地球環境に優しくデザインされるようになるのではないでしょうか。プラスチックバック禁止、ガソリン車禁止など、究極的な環境都市になるのではと思っています。

現在は15%が進行中(2021年1月のHP情報)なので、完成が楽しみです。

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