2019年6月17日に発表された『海ごみゼロアワード』でイノベーション部門の【環境大臣賞】 を受賞した花王株式会社の『スマートホルダー』。
この『スマートホルダー』が、これから世間に浸透しそうな予感がするので、紹介したいと思います。
今では、ヘアケア製品などのシャンプーやリンスは、最初にボトルの製品を購入し、それから詰め替え用パックを購入して、ボトルに詰め替えをするのが一般的になっています。
今回、環境大臣賞を受賞したスマートホルダーは、詰め替え用パックをボトルに詰め替えず、そのまま、このスマートホルダーに取り付けて使用するものです。
スマートホルダーのおススメな所
- 通常、詰め替えをする場合、ボトルに、まだ前のシャンプーやリンスが残っているので、ボトルに注ぎ足すと新しいものと混ざってしまう。スマートホルダーであれば、ホルダーに詰め替えのパックを取り付けるので、古いものと混ざる心配はありません。プッシュノズルに古い製品が付いていたとしても気にならない程度です。
- ボトルに永遠に注ぎ足すのは、不衛生です。ボトルの中身を洗う必要があるし、洗うのが面倒です。スマートホルダーであれば、ボトル自体がないので、衛生的です。
- スマートホルダーは表面積が少ないので、汚れても、簡単に洗ってキレイにできます。
- スマートホルダーは表面積が少ないので、プラスチックの使用量がボトルものと比べて少なくなります。つまり、プラスチックゴミの削減に繋がります。
今後、期待したいところ
- 液体洗剤(衣服や食器)にも対応して欲しい。ヘアケア製品のプッシュノズルと違い、衣服の液体洗剤は、カップに注ぐようになりますので、少しカスタマイズが必要になるかもしれません。
- 競合会社とも協力して、企画を統一して欲しい。もしくは、他の会社もスマートノズルを使えるようにして欲しい。業界全体の環境対策にもつながります。
まとめ
初めて、詰め替え製品が発売された時には、こういう風にゴミを削減するアイデアがあるんだと驚き、これ以上の改善は無いと思っていましたが、今回の『スマートホルダー』は、さらに、便利で、衛生的で、環境対策にもなるものでした。
簡単にアイデアは出てこないものですが、まだまだ既存のものでも、改善余地はあるのかもしれませんね。
詳細をご覧になられたい場合は、花王のスマートホルダーのHPをご覧ください。
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